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猫は犬と双璧を成す日本だけではなく世界中の人々に愛された生き物ですね。ペット業界でもその人気ぶりは犬をも凌駕する勢いであり、その愛くるしい鳴き声とつぶらな瞳とキョトンとしたお顔が愛猫家達の心をくすぐり続けます。猫は一見するととても可愛らしい動物ですが、なんと猫は子猫を食べてしまう習性を持っています。

私も猫が大好きですが

それは猫という動物のほんの一面に過ぎません。猫という動物は私たちが思っている以上に残酷な生き物でもあり、狩りをする際に獲物で遊ぶ習性があることは知られています。

私たちはネコを飼育する際はカリカリなどのドライフードを餌として主に与えているため、生きた動物などを餌として与えることが先ずないのでそういった猫の一面には疎いのです。

飼い猫を外で観察すると、何やら何もない場所で右往左往しながら身体をくねらせたり、その周囲を飛び跳ねたりするなど、一見すると奇怪な行動を取っているようにも見えました。

しかし、それはそう見えただけで、飼い猫は餌兼遊び相手であるネズミで狩りを楽しんでいたのです。私たち人間の視点からすれば食べるのなら早く食べてしまえばよいのに…

と思ってしまいますが、猫にとってはせっかくの獲物なのですぐに食べてしまってはもったいない。十分に遊んで楽しんでから頂きたい。

これが猫の感覚なのです。とても合理性に欠いており、私たち人間の感覚とはまるで違いますね。当たり前ですが、それが猫と人間の決定的な違いでもあります。

しかし、人間にも他者には理解しがたくて打ち明けられないダークな一面を持っているのと同じように、猫自身にも他の生き物からしてみれば到底理解できない一面を持っています。

それが親猫をはじめとする猫が、我が子である仔猫を食べてしまったり、殺してしまったりすることです。

もちろん、これ以外にも他の猫が他の猫の子供を殺してしまうこともあります。いわゆる同族殺しという物ですが、人間でも度々これらの禁を犯しますが、猫の場合はなぜこれらの同族殺しや子殺しをしてしまうのでしょうか?

本記事の内容としては

猫が子猫を食べるという衝撃の事実に基づいて、その理由と子猫を食べる母親の習性と予防のための対処法について解説していきたいと思います。

では、先ずは猫が子猫を食べてしまうという衝撃の事実について解説していきますね。

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猫が子猫を食べるという衝撃の事実

では、猫が子猫を食べるという衝撃の事実について解説してたいと思います。ちなみに写真の親子は親猫が子猫を襲っている写真ではありませんので(^^;)

親が子猫を連れて引っ越しをしている途中の写真ですね。さすがに、子猫もこれぐらいの大きさになると母猫などに食べられてしまうことはほとんどないそうです。

しかし、世界中の愛猫家からは信じられないでしょうが、一部の親猫は子猫を食べてしまうことが少なからずあります。

頻度としてはそんなに多くはありませんが、毎年生まれる赤ちゃんの子猫の中にはそういった親によって食べられてしまう子猫が少なからず存在するようです。

では、親猫が子猫を食べる理由についてはどういったものがあるのかご紹介していきます。

猫や親猫が子猫を食べる理由とは?

猫や親猫が子猫を食べてしまう理由としては、人間のように殺意などの破壊衝動が沸き起こった末の行動とは少し毛色が違います。

また、人間が起こす犯罪のように

 

むしゃくしゃしていたから

傷つける対象の人間が気に食わなかったから

うっぷんを晴らしたければなんでも良かった

 

といった心理状態とは完全には同じではないことが分かりました。

では、猫や親猫が子猫を手にかけてしまう場合としてはどういったものがあるのでしょうか。以下にその主だった要因をまとめてみました。

大を生かすため止むを得なかった

いわゆる子育てで起こることで、沢山子猫を生むとすべての子猫を成長させるためにはお乳を上げる母親はお乳を作るために毎日それなりの栄養を摂らなければなりません。しかし、子育て中でロクに身動きが取れない状況であり、肝心のオス猫は何をしているのかというと

交尾を行ったらいずこかへと消えてしまいます。

つまり猫の世界では基本的に母猫しか子育てを行わないのです。父親である猫はすぐさま自分の世界に舞い戻ってしまって、子供たちは父親の顔すら知りません。

ですので、野良ネコが子供を産んだ場合は基本的に母猫は誰にも頼ることができない状況ですので、複数生まれた子供たちの中で誰を生かし、親猫はどの子猫を食べて犠牲にするか考えなければならない状況に立たされることがあります。

家猫のように飼い主から餌を要求すれば十分な餌にありつける状況なら子殺しを行わなくても済みますが、野良猫だと基本的に餌探しと子育てを並行して行わなければいけませんので母猫にかかってくる負担も相当なものになります。

ですので、子猫たちの中から選別を行って、元気のない死んでしまうと予想される弱った子猫を食べてしまうことがあるようです。しかし、人間と違って母猫は子猫を殺す代わりに子猫の体を一切無駄にはしません。しっかりタンパク質として自身の栄養に変えて、生かされた我が子へと還元していきます。

人間の場合は不要な食べ物などは、賞味期限が切れただけですぐさま廃棄してしまうし、有効に活用できていないので猫とは大きな違いですね。

我が子を食べてしまう代わりにしっかりと食べてあげる。言い方は少し変ですが、これも母猫の一種の愛情の形なのではないでしょうか。

対象の猫と交尾ができないから手をかけてしまった

こちらはオス猫の事情になりますが、オス猫が現在狙っている意中の猫が子育てをするなど子供を持っている場合は雌猫側には一切交尾をするなどの欲求がありません。

そういった状況にしびれを切らしたオス猫が、自身の欲望を満たさんがために雌猫の子猫を食べてしまう場合があるようです。

母猫が育児放棄をした場合

母猫が育児放棄をした、もしくは育児放棄とみなした場合は猫は子猫を食べてしまう場合があります。この場合は母親が自分の子供を育てるのを放棄してしまったので、人間の視点からは自分たちが手を差し伸べない限りは子猫たちの運命はすでに決してしまったというしかありません。

また、育児中にも自分の子供ではないという認定をされてしまった子猫も同様の運命を辿ります。

人間の臭いが子猫についてしまった場合

自分が育てている我が子に人間の臭いがついてしまった場合は母猫は子猫への子育てを行わない習性があることも確認されています。家猫では既に人間と同居しているのでそういったことにはなりませんが、普段人間と隔絶された環境である野良猫に至っては人間という異物の手が入った子猫は既に自分の子供ではないという判断を下してしまい、一度子猫に人間の臭いが染みついてしまった場合は子育ては一切行いません。その場合は親である猫が子猫を食べてしまうか、育児をしてくれるものが居ない限りは自然と淘汰されてしまいます。

この場合は、残念ながら臭いを付けてしまった原因の人間が責任を以て引き取るなどしなければ子猫を救済することはできません。

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子猫を食べる母猫の習性と予防する方法について

猫が子猫を食べてしまう場合の習性と予防する方法について解説していきますね。

子猫を食べてしまう場合の母親の習性としては、基本的に動物は人間と違って自殺するという思考回路を持ち合わせていません。動物は常に前を向いて歩いています。人間のように過去に囚われたり立ち止まったりするということは基本的にありません。

それが動物の良さでもあり強みでもありますが、同時に動物は合理的な生き物ですので、我が子をいざとなったときに容赦なく手にかけてしまうという、我々人間からすれば致命的とも呼べる欠点を持っています。

子供を食べる母猫の習性については、自分たちが生き延びるための苦渋の決断とも呼べます。

自然の掟や動物の世界は人間の世界以上に厳しく辛いものであり、弱肉強食の世界でもあります。その法則にもれてしまった存在が、人間の世界でいうところのペットでもあります。

家猫の場合は飼い主である人間がある程度観察して、察してくれるので死んでしまう子猫というのは自然界のそれと比べれば非常に少ないですが、自然界の中では死は日常茶飯事であり、それはある日唐突に訪れます。

人間の世界も無常とも思えることがありますが、動物の世界はそれよりもさらに無常なのですね(^^;)

猫の子殺しを防止する方法としては

猫の子殺し(食べてしまうこと)を防止する方法としては、野良猫などの自然界の中では防止する方法は限られますが、家猫などの人間の管理下に置かれている世界では人間ができることは沢山あります。

また、猫同士にも相性などがありますので、家の中での室内で猫同士の仲が悪いと判断した場合は

 

原因を作っている猫を部屋などで隔離する

母猫が育児放棄をしていると思われるときは人間が人工ミルクなどで育ててあげる

 

などの防止策を取るしかありません。

家猫を隔離する場合は動物専用のケージなどが必要になってきますので、その辺りも検討する必要があります。

また、近所の野良猫事情などで、子猫が道端に一匹放り出されたりなどや明らかに親猫が子猫を攻撃している場面に出くわした場合は

一時的に親猫と子猫を引き離して、子猫は人間が引き取る

親猫に十分な栄養として餌を与える

 

という防止策を取るしかありませんが、基本的に後者は餌付けになりますので、野良猫の事情で子猫に危険が及ぶと判断した場合は人間が里親になるなどの、命を引き受ける覚悟を持たなければいけませんので、

単純な予防策と言っても気軽に行えるものではありませんので、その辺りの認識はより一層あらためなくてははいけないでしょう。

 

まとめ

【猫が子猫を食べる理由とは何?母猫の習性や予防する方法なども解説】

の記事の内容としては以上になります。

如何だったでしょうか。

 

残念ながら、猫は今後生きられないと判断した子猫や、自身が生き延びるために我が子を犠牲にしなければいけないと判断した場合は、猫は子猫を食べてしまう場合があります。

しかし、そういった決断に及び際には猫側にもそれなりの事情というものがありますので、身近な猫に子猫を食べるなどの行為をさせたくない場合は人間自身がその命を引き受ける必要もあります。

そうなった場合は新しい里親を見つけてあげるか、自分たちの手でしっかりと育ててあげる必要が出てきますが、死んでしまう命を救えるだけでなく、そういった現場を目にすることを避けられるのであれば、まだ精神的負担は軽いのではないでしょうか。

もし、そういった猫が子猫を手にかけようとする現場を目の当たりにした場合はあなた自身の決断がその猫たちを救うことにもなりますので、どうか温かい手を差し伸べてあげてくださいね(^^♪

 

では、以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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