人間の赤ちゃんがそうであるように、生まれたばかりの子猫が育つためにはミルクという物が必要不可欠になります。ミルクそれ自体は命を繋げるために絶対必要であり、ミルク以外の食料の代用は利きません。
道端で子猫を拾った時にミルクを与えなければならないということはもはや常識かと思いますが、ミルクであれば何でも良いというわけではありません。
別記事でも説明しましたが、子猫には子猫に適したミルクがありますので、子猫にミルクをあげる際は子猫用のミルクをあげることが求められます。
しかし、子猫を拾った時が日中でお店に行けばミルクが手に入る場合はお店で子猫用のミルクを求めればよいですが、子猫を拾った時刻が真夜中だとコンビニへ行って買えばよいという問題でもありませんよね。
ちなみにコンビニでは人間の赤ちゃんのミルクは売っているかもしれませんが、子猫用のミルクなどペット用品は取り扱っていませんよね。ちなみに人間の赤ちゃん用の育児用品も売っていないでしょう(^^;)
しかし、子猫を拾った場合はそういった状況に関係なく子猫はご飯であるミルクを要求してきます。そういった要求に応えられないのは非常に心苦しいものです。
本記事の内容としては
子猫のミルクとその代用品とその種類
誰でもすぐに作れる子猫のミルクの代用品の作り方
大まかですが以上の点について解説していきたいと思います。
では、先ずは子猫のミルクについて解説していきたいと思います。
目次
子猫のミルクとは?
先ほども申しましたが、子猫のミルクという物は日本人で言うお米のような存在であり、生まれたばかりの子猫が育つには切っても切り離せない存在です。
また、子猫にとってはミルクは只の食料ではなく、今後子猫が自分の身体に免疫機能を備えて健やかに生きるためには絶対に欠かせないものです。
もちろん、母親の母乳で育てることが肝心ですが、人間の赤ちゃんも最初は母親の母乳で育てたほうが丈夫な子に育つと言われていますね。
実際人間の子供も子猫も母親の母乳で育った子は頑健で丈夫に育っていきます。
ですので、子猫にとってミルクとは単純に食べ物以上の意味があるのです。
しかし、そんな重要な母乳を与えてやれない場合は人工的に作られた代用品であるミルクを与えるしかありませんが、それすらも与えてやれない場合はどうなるのでしょうか?
子猫のミルクの代用はどうすればいい?
通常は子猫を育てる場合は母猫の母乳か市販の人工ミルクをあたえることになります。しかし、子猫を拾ったタイミングや時間帯などによっては市販の人工ミルクすら手に入らないという状況も度々ありますね。
そうなった場合は何か別のもので代用するしかありません。
しかし、ミルクであれば何でも良いわけではなく、牛乳などのミルクは子猫自身が分解できる酵素を持っていないため牛乳を与えることはNGです。
しかし、ミルクが手に入らないからと言って何も与えないわけにもいきませんので、ミルクが手に入らない場合の対応策について紹介していきます。
緊急時に子猫のミルクがない場合について
緊急時に子猫のミルクがない場合についてですが、一部牛乳を温めて与えるという方法もありますが、子猫にとってはあまり牛乳を与えることは望ましくありません。牛乳はあくまでも他に手がない場合の最後の手段になりますね。
では、牛乳以外のもので代用できるものを紹介していきますね。
砂糖水
緊急性が高い場合は、とりあえず赤ちゃん猫にエネルギーを補給させてあげる目的で砂糖粋を与えるのも良い方法です。砂糖の種類は特に問いませんが、子猫は温かい物を好みますし、生まれたばかりの赤ちゃんは自分で体温調節ができませんので、人肌に温めたぬるま湯で砂糖水を作ってみてくださいね。
また、砂糖は入れ過ぎずほんのり甘い程度の量にとどめておくのが重要ですので。
無乳糖の市販ミルク
乳糖が含まれていない市販のミルクであれば子猫に与えても大丈夫です。普通の一般家庭では無乳糖のミルクはあまり置いていないかもしれませんが、スーパーやドラッグストアなどでは売っているところもありますので、緊急性が高い場合には応急処置的な食べ物として利用することができます。
また、スーパーには様々な種類のミルクが置かれていますが、必ず無乳糖のものを選んでください。ちまたによくある低脂肪乳などを無乳糖と勘違いされる場合がありますが、必ず「無乳糖」と明記されている物を選んであげるようにしましょう。
人間の赤ちゃんのミルク
人間の赤ちゃんが通常飲んでいるミルクを与えるという方法もあります。厳密に言うと人間の赤ちゃんも子猫のミルクも成分はほとんど同じなので、基本的に流用しても問題ないとのことです。
スキムミルク
あまり聞き慣れない名前の商品ですが、スキムミルクとはいわゆる脱脂粉乳のことで昔の世代ではこれが今で言う牛乳と同じでした。今でこそ不味いと言われる脱脂粉乳ですが、戦後や戦時中はこれ以上のご馳走はないと言われるほどに飲みつくされてきたミルクで、市販されている脱脂粉乳をぬるま湯で溶かし込んだものを与えるなどの応急処置が効果的でしょう。
あくまでも子猫のミルクの代用品は代用品
以上数点の子猫のミルクの代用品をご紹介しましたが、あくまでも子猫のミルクの代用品は代用品でしかありません。
上記に紹介した飲み物は本来の子猫のミルクが手に入らない場合の一時的な対処法でしかありませんので、子猫には子猫本来のミルクを必ず与えるようにしてくださいね。
誰でもすぐに作れる子猫のミルクの代用品の作り方を紹介
子猫の飲んでいるミルクと人間の赤ちゃんのミルクは基本的に同じものだと言われており、牛乳が使われています。子猫用のミルクは乳糖が除かれているタイプのものです。
本項では、お店で代用品を購入することができない場合に即応できるお手製ミルクの作り方をご紹介したいと思います。
誰でも簡単に作れますので、いざという時に覚えておくと意外に使える手法です。
子猫の一時的なミルクの代用品としては
牛乳と卵黄を組み合わせるだけです。
作り方としては、
牛乳を100ccと卵黄一つ+角砂糖を4個
これを混ぜて子猫に与えるだけで栄養価の高いお手軽ミルクが作れますので、いざという時は実践してみてくださいね。
また、子猫に与える際は人肌ぐらいに温めてから与えるようにするとベストです。温め方は電子レンジでも良いですが、お湯で湯煎して温める方法などで子猫にとって良質なミルクを与えるようにしてくださいね。
まとめ
【子猫のミルクの代用はどうする?作り方と緊急時に無い場合の方法など】
の記事の内容としては以上になります。
如何だったでしょうか。
子猫を拾った時にミルクをあげるということは常識ですが、きちんとした子猫用のミルクをあげなければいけないという認識は未だに浅いのではないでしょうか。人間には人間用の子猫には子猫用のミルクがあります。
子猫を拾った際の行動をまとめると以下のようになります。
子猫用のミルクをあげる
ミルクが手に入らない場合は代用品を使う
代用品も手に入らない場合は牛乳と卵黄を組み合わせたものを与える
また、これらの行動が取れない場合は周囲の人間や友人、知人に協力してもらうなど素直に助けを請うのも必要となってくる手段ですので、一つの大切な命を預かっているという、それなりに重い物を背負っているという認識を持っていれば大丈夫だと思います。
では、以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。