春から夏、秋にかけてはとある昆虫が猛威を振るいます。
カメムシという昆虫が大量発生して、否が応でもあの悪臭を嗅ぐ人も出てくるでしょう。
とりわけカメムシはゴキブリなどに代表される「日本人が最も毛嫌いする昆虫」の上位に毎年のようにランクインされていますが、なぜカメムシはあのような酷い臭いをまき散らすのか不思議に思った人も多いことでしょう。
カメムシのあの如何とも形容しがたい臭いですが、何か野菜の発酵したような硫黄の臭いともまた違う類の悪臭(まだ硫黄の臭いの方がマシ)です。一度嗅いだら忘れられないような特徴的な臭いで、世の中広といえども、あれほどの悪臭を放つ虫はカメムシを置いて他にはいません。
何度嗅いでも嫌悪感しかありませんが、カメムシのあの悪臭はどのような成分が含まれているのでしょうか。
また、カメムシの臭いに対する日常生活で行える対策などは何があるのでしょうか。
仮に対策があったとして、どういった道具を使えばよいのかも調べてみないと見当がつきませんね。
またカメムシの臭いは、ただ臭いだけでなく、その場所に臭いが染みついてしまうという二次災害も起こります。カメムシを駆除したはいいけれど一番厄介な臭いが残ってしまうのは最悪ですね。
そうならないためにもすぐに対応できるようにしておかなければいけません。
本記事の内容としては
カメムシが臭いと言われている理由、原因
カメムシの臭いの成分
カメムシの悪臭の対策
カメムシの悪臭の対策として使える道具
以上の点を解説していきたいと思います。
では、先ずはカメムシが臭いと言われている理由、原因について解説していきたいと思います。
目次
カメムシが臭いと言われている理由、原因は?
カメムシが臭いと言われている理由はその吐き出す悪臭にありますが、そもそもなぜカメムシはあのような悪臭を放つのでしょうか。
それには明確な理由がありました。
カメムシが悪臭を放つのは外敵への防御策
カメムシが悪臭を放つ理由と原因は外敵への防御策と言われています。
カメムシは昆虫単体では非常に小さく、普通なら鳥などの餌にされてしまいます。しかし、あの悪臭を内包しているため、昆虫なら餌にしてしまう鳥などもカメムシの捕食はしません。
人間のみにならず、野生動物でさえもカメムシの臭いを臭いと認識しているので、カメムシの悪臭というものはカメムシの生存にとってなくてはならないものなのです。
カメムシの臭いの成分は何?
カメムシの臭いの成分の素になっているものがあります。あの物凄く臭いにおいのもとになっている成分は何かというと
トランス-2-ヘキセナール
という成分がカメムシの臭いの素になっています。
このトランス-2-ヘキセナールという成分は、脂肪の一種であり、脂肪族アルデヒドの一種です。
また消防法による第4類危険物 第2石油類に含まれている成分の一つでもあります。別名は青葉アルデヒドと呼ばれており、葉っぱや草の匂いの主成分になります。
カメムシの臭いを嗅いだ時にきゅうりなど野菜に準ずる臭いと感じるのはこのためですね。
カメムシの臭いが、野菜の成分に含まれている臭いであるという根拠としてトランス-2-ヘキセナールは、キュウリやトマトなどの野菜や茶葉、リンゴ、いちごなどの果物に少なからず含まれています。
しかし、その臭いの強さはカメムシのような強烈なものではなく、内部に少し内包している程度です。カメムシのトランス-2-ヘキセナールはある意味原液に近いような濃度になります。
だからこそあの凄まじい悪臭を放つのです。
トランス-2-ヘキセナールはカメムシにとっては生存の為には絶対になくてはならない武器とも言えます。もし、カメムシがトランス-2-ヘキセナールを作り出せない場合はどれだけ数が多くても鳥などの外敵の格好の餌食になっているでしょう。
鳥や動物までも避けるほどに悪臭を放つカメムシの臭いですが、この臭いに対する対策としては何があるのでしょうか。それについては次の項目で解説していきますね。
カメムシの臭いの対策はある?
カメムシの臭いの対策としてですが、カメムシが臭いをまき散らすのはカメムシが外敵の存在を察知した場合や、外敵に危害を加えられた場合に限りますので、
カメムシの臭いを消失する対策についてはあまり有効ではないでしょう。
カメムシの臭いの対策として、臭いの素を絶つことが対策としては有効だと思われます。
臭いの素を絶ってしまえばその臭いに煩わされることはありませんので、対策としては元凶であるカメムシの駆除を行うことが最良でしょう。
しかし、本記事の趣旨としてはあくまでもカメムシの臭いの対策ですので、現状道具を使わずにできる対策としては残念ながらほとんど有効な対策はありませんので、次の項目でカメムシの臭いを消臭可能な消臭グッズについて言及していきたいと思います。
カメムシの臭いの消臭グッズは何を選べばいい?
では、カメムシの臭い消臭グッズとしておすすめな物をいくつか紹介していきたいと思います。
カメムシなどの虫の悪臭にも効果があるハッカ油は消臭剤にも最適です。
スプレーボトル付きなので、すぐに使える点も利便性がありますね(^^♪
こちらは園芸用にも使われている自動小型噴霧きです。
カメムシの臭いの消臭にも役立ちますし、それ以外のありとあらゆる臭いの消臭にも使えます。
少々お値段は張りますが、屋内や屋外問わず使える点も需要を満たしてくれるので長い目で見ればおススメかもしれませんね。
20ミリリットルと容量は少ないですが、その分クオリティーは他の追随を許さないものになっています。
カメムシの臭いの消臭だけではなく、防虫剤や防菌効果もある一石二鳥ならず一石三鳥の仕様にもなっていますね。
カメムシの臭いが染みついて取れない場合にもビバガードを使えば臭いを消すことも可能です。ある意味では家を守るためには、臭いが染みつかないように定期的にこういった消臭剤を散布して清潔を保つことも必要かもしれませんね(^^♪
こちらは除菌剤でもあり、消臭剤でもあります。人体にも無害と謳っており、腐食や漂泊作用といった副作用もありません。
カメムシの臭い消しだけではなく、ノロウィルスなどの病原菌も除菌してくれるメリットもあります。消臭効果だけではなく、その他の要素も含めた複合的な効果をもたらしてくれる商品を探している場合はK・ガード プラスnineはおススメかもしれませんね。
まとめ
【カメムシの臭いの成分は何?臭い理由や原因と対策、消臭グッズも紹介】
の記事の内容としては以上になります。
如何だったでしょうか。
カメムシの臭いはその強烈な臭いだけではなく、臭いがその場所に沁みついてしまい取れなくなってしまうということも二次災害として有名な話です。
それらを日常生活ですべて解消することは困難なので、上記に挙げた道具を使う必要性も出てくるでしょう。
また、何よりもそういったカメムシの臭いに当てられないようにするためには、その臭いの素である元凶を経つということも考えていかなければいけません。
ですので、カメムシそのものを駆除するということも同時に行っていけば結果的に消臭対策にもなりますので、カメムシは冬も冬眠する厄介な虫なので、ある意味では冬以外の1年中カメムシに煩わされてしまうこともあります。
そうならないためにも、カメムシへの対策は定期的に行っていきましょう。
では、以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。