夏から秋にかけては鈴虫の時期、季節になりますね。
鈴虫の生態については鳴き声が美しいということは誰もが知っていると思いますが、鈴虫の旬の時期は思いのほか短いものです。鈴虫の鳴き声を聴くことができる時期はあなたが想像しているよりもはるかに短く、鈴虫の季節だと思っているころには意外ともう旬が過ぎ去っているなんてことはザラにあります。
鈴虫は日本中どこにでも生息していますが、鈴虫に最適な気温や、鈴虫が出現する天候条件などについてはあまりご存知ない方も多いのではないでしょうか。
鈴虫の鳴き声を聴こうと思っていたのに天候などの条件を満たしておらず、肝心の鳴き声を聴くことができなかった等といったことやどういった天候の条件で鳴くのかについてもある程度知っておかなければいざという時に鳴き声を聴くことはできません。
また、鈴虫の鳴き声の美しさは有名ですが、肝心の鈴虫の生態についてはあまり知られていませんし、詳しく知っている人も少ないのではないでしょうか。
鈴虫の生態については多少は知っておかないと鈴虫の鳴き声を聴く際にも支障が出てしまいかねませんし、鈴虫の生態と鈴虫の鳴き声を聴けるタイミングは非常に密接しており、それらの要素は切っても切り離せるものではありません。
本記事の内容としては
鈴虫の時期と目安の季節
鈴虫の生態や生育温度
鈴虫が活動する天候の条件
など、以上の点について解説していきたいと思います。
では、まず最初に鈴虫の時期について解説していきます。
鈴虫の時期と目安の季節はいつ頃？
鈴虫の時期としては秋と勘違いしてしまいがちですが
鈴虫の時期は夏から残暑の季節にかけて、鈴虫が主に成虫になって活動を開始する時期としては
8月～9月にかけてとなります。
思いのほか短く
これだけ？
と思ったかもしれませんが、鈴虫は一見地味ですがホタルと同じく非常に短命で正に季節限定の風物詩とも呼ぶにふさわしい昆虫ですね。
ホタルと同じくある程度鈴虫の活動の時期を把握していないと、鈴虫の旬はあっという間に終わってしまいます。
そうなってしまうと、せっかくに鈴虫の鳴き声を聴くタイミングを逸してしまい、また来年ということにもなりかねませんので、
鈴虫の時期と季節については
時期 8月～9月まで
季節 夏から残暑、秋まで
ということだけは最低限把握しておきましょう。
では、次はあまり知られていない鈴虫の生態について解説していきたいと思います。
鈴虫の生態は？
それでは、鈴虫の生態についていってみましょう(^^♪
鈴虫は主に夏に活動を開始する昆虫です。
鈴虫の孵化は主に7月からひっそりと始まって、
9月いっぱいまで鳴き続けて10月を迎えるころには野生種のほとんどの個体が息絶えていきます。
稀に飼育されている鈴虫は10月以降も生存し鳴き続ける場合があります。
鈴虫が鳴き始める季節と言えば秋という印象が強いですが、実際は鈴虫は夏にも鳴いています。
あまり猛暑の季節に鈴虫が鳴いているなんて光景は何か想像ができないですね(^^;)
夏に活動を開始した鈴虫は、草むらなどの茂みの地表や山野及び森林地帯に主に生息しています。
鈴虫は草がお茂ような暗い箇所を好み、田畑の脇などにある石や茂みを探すと何気に多数の鈴虫が見つかったりもします。
鈴虫は夜行性であり、昼間などの日中は滅多なことがない限り姿を現しません。
鈴虫に適した気温や天候などの条件は？
鈴虫は基本的に夜行性ですが、曇りの日などは夜と勘違いして活動することもあります。曇りや雨の日など太陽の日差しがさえぎられている日などは昼夜問わず鳴き続ける習性もあります。
鈴虫のメスについては鳴くだけではなく、
産卵管と呼ばれる卵を産み付ける器官を土の中に挿入して産卵します。
鈴虫は夏に出現する昆虫ですが、寒さや暑さには割と弱い昆虫で、
気温が暑すぎても寒すぎても生存には適さない昆虫です。
鈴虫の生存に適した気温などは残暑などの20度～30度くらいが適温になります。
また天候などの条件は前述しましたが、主に晴れの日の夜間に活動することを好みます。
鈴虫は晴れの日の夜間などの涼しい環境を好みますが、
曇り雨問わず特に活動する際に支障がある天候条件などはありません。
しかし、雨の日などは鈴虫の鳴き声は雨音にかき消されてしまうので、自然の中で鈴虫の鳴き声を聴きたい場合はあまり鑑賞には適しませんね。
まとめ
【鈴虫の時期はいつ頃？生態と目安の季節や気温、天候の条件なども解説】
の記事の内容としては以上になります。
如何だったでしょうか。
鈴虫は7月から幼虫が羽化しか始めますが、
鈴虫の旬の時期は8月～9月まで
10月以降になると鈴虫の個体数はほとんど死滅してしまい、飼育されている鈴虫以外は鳴き声を聴くことは難しいようです。
鈴虫は日中の活動は好みませんが、天気が曇りなどの比較的薄暗い日には活動を開始する昆虫ですので、鈴虫を飼育する際は部屋の暗所などに鈴虫を置いておくと鳴き声を聴くことが可能ですので、
鈴虫の鳴き声を楽しみたい場合はそういった鈴虫の習性を逆に利用してやるとよいですね(^^♪
では、以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
