ペンキが服についてしまった後の落とし方はどうしてますか?
ペンキ塗りをしている最中にペンキが服についてしまったことってありませんか?
塗っている当初は服を汚すつもりは全くなかったし、それなりに注意していたにもかかわらずペンキが服についてしまった。綺麗に落とすにはどうすればいい?
と途方に暮れてしまったことがあります。
その時になぜこんな服装でペンキ塗りをしてしまったのか。
もっと汚れても良い服でペンキ塗りに臨まなかったのか。
正に後悔後先に立たずですね(^^;)
しかし、後悔してもペンキ塗りなど年間で数えるほどしか、おまけにわずかな期間しかしていない人にとってはペンキが服についた場合の落とし方など知る術もありません。
衣服についてしまって困惑する時点でペンキが服についた場合の落とし方を知らないのは明白とも言えます。
ですので、ペンキ塗りをする以上は衣服は絶対に汚れます。汚れるのでペンキ塗りをする前にある程度はペンキが服についた場合の落とし方を知っておく必要があるでしょう。
本記事の内容としては
ペンキが服についた場合の対処法
ペンキが服についた場合の塗料ごとの違い
万が一ペンキが乾燥してしまった場合の処置
ペンキ落としにおすすめの道具
以上の点を解説していきたいと思います。
では、先ずはペンキが服についた時の処置について触れていきたいと思います。
目次
ペンキが服についた時の対処法は?
さて、あなたはペンキが服についてしまった場合はどうすればいいと思いますか?
私はペンキ塗りをしていた時は浅はかにもそのままにし、選択をすれば落ちるものと思っていました(^^;)
その後の結末はペンキで薄汚れた服がそのまま残っただけ。
当時の私はあまりにも無知すぎたために服を一枚無駄にしてしまいました。
話が逸れましたが、ペンキが服についた場合の対処法としてですが
服についたらすぐに水洗いしてください。
水洗いをしたら洗剤をはじめとする有機溶剤などでペンキが付着した部分を洗い流します。
写真のようになってしまって、ある程度時間が経過してしまったら完全に落とすことは困難です。
このときにペンキの種類によってはこれで十分な場合もありますが、ペンキを塗る前に気を付けておかなければいけない点が一つあります。
それはペンキの塗料の種類によっては衣服についてしまった時に迅速に対応しなければ、すぐに手遅れになってしまう点です。それについては次の項目でご説明しますね。
ペンキが服についた場合の塗料ごとの違いは?
ペンキが服についた場合の塗料ごとの違いについてですが、当時の私はこの塗料ごとの違いも把握していませんでした。
ペンキには大きく分けて油性ペンキと水性ペンキの二種類があります。
衣服に付着してしまった塗料の種類が油性か水性かによってペンキの落とし方の難易度に大きな差が生まれます。
ペンキが服についてしまった場合の落とし方はかなりめんどくさい
ペンキが服についてしまった場合の落とし方はかなりめんどくさいです。
ペンキの中でも水性ペンキであれば、付着した時にすぐに水洗いして選択すればある程度は綺麗にすることができます。
しかし、服に付着してしまった塗料が油性の場合はそうはいきません。
油性の場合も服についてしまったらすぐに水洗いすることが求められますが、水性と違って水洗いをしても簡単には落ちてくれません。
水性、油性とも水洗い後にシンナーなどの有機溶剤を使用することが望ましいです。
しかし、それでも水性は落ちても油性は完全には落とし切れません。
以下の方法を使えば水性は勿論ですが、油性でもある程度は落とすことは可能です。
水性ペンキの落とし方
水性ペンキによる汚れは油性ペンキに比べると幾分かマシになります。水性ペンキの落とし方のコツはペンキが乾ききる前に対処することになります。
水性ペンキの落とし方で用意するものとしては
熱湯
中性洗剤
やわらかめの歯ブラシ
以上の3点を使用します。
汚れがついたら速やかに水洗いをする
↓
続いて汚れの箇所に熱湯をかける
↓
熱湯をかけたら中性洗剤をかける
↓
やわらかめの歯ブラシで洗剤をかけた部分をこする
シンプルですがこれだけでかなり汚れが落ちて綺麗になります。
水性ペンキの汚れは油性に比べて比較的簡単に落ちやすいの是非試してみてくださいね(^^♪
油性ペンキの落とし方
続いて油性ペンキの落とし方として
用意するものは
ベンジン、シンナーなどの有機溶剤
やわらかめの歯ブラシ
綿棒
タオル
以上の4点になります。
手順としては
汚れた箇所の下にタオルを敷く
↓
シンナー及びベンジンを含ませた綿棒で汚れの箇所を叩く
↓
ペンキが溶けてきたらやわらかめの歯ブラシで擦って、汚れをタオルに移す
↓
ある程度綺麗になったら終了
油性でもこの方法で多少は落ちますが、残念ながら完全には落とし切ることは難しいでしょう。
一般家庭では油性ペンキの汚れを完全に落とし切ることはほぼ不可能
水性及び油性ペンキの落とし方をご説明いたしましたが、ペンキの汚れの中でもとりわけ厄介なのが油性ペンキによる汚れになります。
除光液などを使用して徐々に落とす方法などもありますが、それをやってしまうと薄手の衣服などは擦り切れてしまいかえって破れやすくなりますので、
本当にどうしようもない場合はクリーニング屋さんに事情を説明して対応してもらいましょう。
ペンキが乾燥してしまった場合の処置は?
ペンキが乾燥してしまった場合の処置としては、完全に乾ききってしまうと油性はもちろんですが、水性でも落とし切ることは難しいかもしれません。
ペンキが乾燥してしまった場合の処置としては
有機溶剤(シンナー)などの薄め液を使ってペンキを落とす方法があります。
但し、あまり強くこすり過ぎるとペンキの塗料が服の繊維内の奥深くまで浸透してしまいます。あまり強くこすりすぎることは返って逆効果にもなりかねませんので、
どうしても個人的に行いたいという場合を除いてはクリーニング屋さんに依頼したほうが良さそうです(^^;)
ペンキ落としにおすすめの道具を紹介
ペンキ落としにおすすめの道具としては
1.除光液
除光液にはペンキを落とす効果があります。本当にどうしようもない場合は除光液を使ってみるのもいいでしょう。
2.ベンジン
主に油性のペンキ汚れを落とす際に活躍してくれます。柔らかい布や綿棒に含んでペンキに刷り込むとペンキが落ちやすくなりますよ(^^♪
これらの道具を使えば水性は問題なく落とすことができますが、油性に関しては実践してみて難しい場合はクリーニング屋さん独自のペンキの染み抜き技術に頼る方が賢明かもしれません。
まとめ
【ペンキが服についた時の落とし方!塗料の違いや乾燥後の処置と道具は】
の記事の内容としては以上になります。
如何だったでしょうか。
ペンキが服についてしまった場合の落とし方はそのペンキの種類によって難易度が大きく分かれますが、
ペンキが服についてしまうことがどうしても防げないと予想できるのであれば
あらかじめ汚れても良い服や、捨てるつもりの服などで作業をすることをお勧めします。
ペンキの汚れはある程度は落とすことができますが、服につかないに越したことはありませんのでなるべくペンキが付着しても問題ない状態で塗装作業に臨んでくださいね。
また、どうしてもペンキが落ちない場合は無理にやろうとせず、
近所のクリーニング屋さんにお願いするなど臨機応変に行動するようにしましょう。
では、以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。