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ペンキん水性、油性の違いとは何でしょうか?

ペンキの種類は大まかに分けて二つに分かれますね。

 

とりわけ春先から夏、秋にかけてはペンキ塗りなどの塗装作業が至る所で実施されています。

 

主なペンキは大別して水性ペンキと油性ペンキの二つになりますが、ペンキ塗りの作業を始める前にその違いをある程度は知っておかないと思わぬ失敗をすることになります。

 

水性と油性では同じペンキでも中身は全くの別物になりますので、使用方法をはじめとする取り扱い方から保管方法まで全く違いますので、混同して考えるのは危険です。

今現在ではペンキといった類の塗料は廃れてしまっており、ホームセンターなどではほとんど販売されておりません。こちらの関連記事でもご説明しましたが

 

⇒油性のペンキの落とし方!手や肌についた時の簡単で綺麗にする方法は

 

現在では一般的なペンキではなく合成樹脂調合ペイントという塗料が主流となっていますが

本記事内では塗料=ペンキとしてご説明させていただきますね。

 

また、本記事の内容としては

 

ペンキの水性と油性の違い

水性と油性の用途の違い

水性と油性の成分や特徴

水性と油性の効力の持続性の期間

水性と油性と最後はどちらが良いか

 

などをメインに解説していきたいと思います。

 

では、先ずはペンキの水性と油性の違いについて解説していきたいと思います。

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ペンキの水性と油性の違いは何?

ペンキの水性ペンキと油性ペンキの違いとは何でしょうか?

 

単純に水性だからさらさらしているから?

油性だから多少の油分を含んでいるから?

 

いやいや、もっと明確な要素があるはずですね(^^;)

 

ペンキの水性と油性の先ず最初の違いとしては

 

水性のペンキの主成分はになります。そして、油性のペンキの主成分は有機溶剤になります。有機溶剤とは匂いがきついシンナーなどの溶剤が当てはまります。

また、水性は油性と比べるとその主成分は水ですので臭いはそれほど強くありません。

反対に油性はシンナーなどの有機溶剤を主に使っているので臭いはかなりきつく、保管方法も選ばなければいけません。

水性の方は臭いは強くないので保管方法も油性ほど限定されませんね(^^♪

 

また、油性と水性の違いとしては

 

油性は基本的に高価であり、水性は油性よりも安価なものが多いです。

最近ではホームセンターには水性塗料が主流となっており、油性は水性ペンキ程には流通しなくなっていますが、外装塗料ではやはり油性ペンキの方がシェアは高いです。

水性も一部外装には使われていますが、気温や天気に左右され影響を受けるので、外装での塗装は油性の2液型と呼ばれる主剤(油性ペンキ)と硬化剤とを組み合わせたものを塗るのが最適です。

 

主な特徴はこれくらいにして、次はペンキの水性と油性の用途の違いについて解説していきたいと思います。

ペンキの水性と油性の用途の違いは?

ペンキの水性と油性の用途の違いとしては

水性は建物などの屋内で使用可能。外装にも可
油性は建物の外装に使用される。屋内は不可

水性は、外装にも内装にも使えますが、水性の欠点としては天候や気温などの耐候性に弱いという点があります。

基本的に

 

外装は油性のペンキ

内装は水性のペンキ

 

という点が

ペンキの水性と油性の大まかな用途の違いです。

油性のペンキを内装に使うと、油性の成分である有機溶剤が気化して空気中に溶け込んでしまいます。

そうなると有機溶剤が溶け込んだ空気を吸ってしまうことになります。

 

最悪、事故にもなりかねませんので、内装の塗装に油性のペンキを使用することはおすすめしません。

水性のペンキと油性の成分や特徴とは?

水性のペンキと油性の成分や特徴としては先にも述べましたが、

水性のペンキの主な主成分は水になります。

油性のペンキの主な主成分はシンナーなどの有機溶剤になります。

 

水性は臭いはそれほど強くなく、油性は有機溶剤が含まれているので臭いがかなり強いです。

 

また水性と油性の決定的な違いとしては、油性は水性と比べて引火性があり危険物に該当します。

以上の事から油性のペンキについては保管場所なども限定されますので、室内の火の毛のある場所は厳禁となります。

反面、水性のペンキは油性ほど引火性も臭いもないので基本的に保管場所は限定されません。

 

また、水性ペンキは

価格が安い取り扱いも容易

ペンキの質としては油性には劣る

 

油性は、

水性に比べて価格が高い取り扱いも要注意

ペンキとしての質は水性に勝る

 

外装などの塗装を手掛ける際に仕上がりなどにもこだわる場合は油性を使うのが妥当でしょう。

 

ペンキの水性、油性の効力の持続性の期間はどれくらい?

ペンキの水性と油性の効力の持続性の期間はどれくらいでしょうか。

 

これについては一概にこれくらいの期間の持続性があるとは言えないのが現実です。

その理由としてはペンキなどの塗装は塗り方次第で効力の持続性の期間も変わってきます。

また、硬化剤などを用いるかどうかでもその期間はかなり変わってくるでしょう。

 

ペンキを水性、油性に関わらず雑に塗ってしまった場合は錆が浮き上がってくるのが速いですし、ペンキを塗る前に錆止めなどの下塗り塗装を塗るのは当たり前ですが

錆止めなどの下塗り塗装を行っていない場合はほとんど意味がありません。

一時的に錆を隠すことはできますが、すぐに錆はペンキを超えて浮き上がってくるでしょう。

また、錆止めを塗る際に錆をグラインダーやワイヤーブラシなどで丁寧に落としておかないと、錆止めを塗っても元である錆が残っている状態ですのでわずか数か月ほどしか持たないでしょう。

 

水性、油性に関わらず錆落としやその後の錆止めなどの下塗りをしっかり行った上での効果の持続する期間としては半年から1年間は持続するものと思われます。

 

ペンキを塗った後は永遠に劣化しないということは無理ですが、丁寧に下処理をすればしっかりと長持ちすることは間違いありませんので(^^♪

 

キチンとした工程を行わずに、また雑に塗装を行えばその効力の期間は見る影もありません。

ペンキの水性と油性の違いのまとめ

ペンキの水性と油性の違いについて一覧表にしてまとめてみました。

 

水性 油性
主成分 有機溶剤(シンナーなど)
価格 安い 高い
用途 内装(外装も可だが条件あり) 外装(内装には不向きである)
臭いの程度 弱い 強い
引火性 弱い 強い
保管 特に場所を選ばない 引火性があるため保管場所は限定される
天候・気温などの環境(耐候性) 悪い 良い
耐摩耗性 弱い 強い
仕様タイプ 液1型 液1型・2型
効力の持続性 油性より短い 水性より長い

などに分けられます。

仕様タイプの液1型はそのまま使用できるもので

液2型などは主剤と硬化剤を混ぜて使用するタイプのものになります。

 

水性と油性、どちらがいいの?

ペンキの水性と油性のどちらが良いのかということですが

これは難しいですね(^^;)

 

一概にはどちらの方が優れているとかの優劣はつけにくいです。

ペンキの水性と油性、そのどちらにもメリットとデメリットが存在しますので、上の一覧表を見てご自身が使用する目的や用途と予算に分けて購入するのがよろしいかと思います。

 

現在のホームセンターなどで販売されている主流のペンキ(塗料)としては水性塗料になります。

油性も一部扱ってはいますが、油性の場合は比較的価格が高く、規格も一般家庭用ではなく業務用塗料などに分類されます。

外装などを行う場合は油性の方が利便性は上がりますが、油性は引火性などを内包しています。

水性は品質面で劣るのと、外装でも使用できますが天候や気温などの条件付きですので一概にどちらの方が優れているかは言いにくいですね(^^;)

 

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まとめ

【ペンキの水性、油性の違いは?用途に成分や特徴、効果の期間などは】

の記事の内容としては以上になります。

 

如何だったでしょうか。

 

ペンキの水性と油性の違いや特徴について解説しましたが、最終的な結論としては

 

やはりご自身に合った種類の塗料を選んで使用するのが一番です。

 

使用場所や目的などで水性か油性か決まってしまう場合もありますが、水性、油性それぞれにメリットとデメリットがありますので、ご自身の目的に合った塗料を選択してくださいね(^^♪

 

では、以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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