犬がマムシに噛まれてしまった。
不覚にも散歩中や、犬小屋で休んでいた時にマムシに噛まれてしまう事例が毎年のようにありますね。
散歩中、犬が草むらや藪の中に入って不運にもそこにいたマムシと鉢合わせてしまい、ビックリしたマムシが弾みで犬を噛んでしまうことがあるようです。
マムシもマムシで身の危険を感じて、身を守るための反射行動として噛んでしまうので決して悪気はないと思いますが、やはりマムシに噛まれてしまうと飼い主としては心配ですね。
病院に連れていこうにも動物病院は人間の病院ほど臨機応変に動いてくれるわけでもないので、噛まれてしまった時間帯によっては病院にかかれないときもあります。
そうなると犬の方はどうなるでしょうか。
大事に至ってしまうこともありますし、犬自体はマムシの毒に耐性があるので大丈夫とも言われていますが、本記事では犬がマムシに噛まれてしまった時の対処法や治療法及び、犬のマムシの毒に対する耐性などについて解説していきたいと思います。
目次
犬のマムシの毒への耐性って
※出典 http://matome.naver.jp
上の写真はマムシに噛まれてしまった犬の状態です。顔がパンパンに腫れ上がっていますね(^^;)
犬のマムシの毒に対する耐性としてですが
先にも述べましたが、基本的に犬はマムシの毒で大事に至ることはありません。
ですが、それはあくまでも理論上の話で、それはあくまでも日本古来からいるような柴犬などの種類の話であって、チワワなどの小型犬になると免疫力が異なってくると思います。
身体が大きければ生命力も免疫力も相応にありますが、身体が小さい小型犬については
マムシの毒でも大事に至ることは無い
とも言い切れません。
また、成犬の場合はマムシの毒に対する耐性があると言われていますが、これが子供の場合はどうなるのか。
また、マムシにも個体差があるので毒の強さは実際のところバラバラだと思ったほうがいいです。
つまり、実際のところは何とも言えない。どうなるかは分からないとも言えます。
理論上は犬はマムシの毒に耐性があると言われており、それだけでは大事に至ることはないといわれているけど、犬もそれなりのダメージを受けます。
人間も体に異常があったり、刺激や毒物を取り込むと顔が膨れ上がったりもしますね。
犬も同様で、マムシに噛まれた後の姿は顔がパンパンに膨れ上がってしまいます。
噛まれた時のマムシの個体差や、その時の犬の状況にも大きく左右されるので、噛まれても犬は大丈夫と決めつけるのは危険です。
犬も体調が良い時や体調不良の時もあるので、後者の時にマムシに噛まれればどうなるかは分かりませんよね(^^;)
では、次にマムシに犬が噛まれた時の対象法や治療法について解説していきたいと思います。
マムシに犬が噛まれた時の対処法や治療法として
マムシに犬が噛まれてしまった場合の飼い主側がしてあげられる対処法や治療法についてですが
とりあえず安静にさせる
マムシに噛まれた後はとにかく安静にさせることが重要です。
とはいっても犬の方もマムシの毒を受けてしまっているので、そんなに動き回ることはできないと思いますが、中には毒に身体が反応して拒絶反応のような形で動き回る犬もいると思います。
しかし、毒を受けた状態で動き回ったりすると、それだけ毒が速く全身に行き渡ってしまうので、マムシに噛まれた直後はとりあえず無闇に動かさず安静にさせてくださいね。
病院に連れていく
マムシに噛まれた際の治療法としては病院につれていって、抗生物質を打ってもらうとより確実です。
そのまま置いておいても大事に至ることはないといわれていますが、犬がマムシに噛まれると患部の壊死と化膿が同時に起こる場合もあります。その辺りは詳しくどうなるかは犬の種類や生命力も関係してくるので一概には言えませんが
やはり動物病院で一刻も早く処置してもらうのが一番安心できる手段でしょう。
もし、飼い犬がマムシに噛まれた場合は
もし、万が一ですがあなたの飼い犬がマムシに噛まれてしまった場合は、
犬はマムシの毒では死なないとは言っても
飼い主の気持ちや立場からすればどうしても心配になってしまいますね。
すぐにでも病院に連れていってあげたいと思うのが人情ではないでしょうか。
理論上は大丈夫とは言っても絶対に大丈夫とは限らない
いくら犬はマムシに噛まれても死なないと言われているとはいえ、それはあくまでもそう言われているに過ぎません。
犬にも個体差があるようにマムシにも個体差があります。実際100匹のマムシが居たら100匹全部の毒の強さが同じというわけではなく、それぞれ100通りの毒の強さがあります。
なので、もし飼い犬がマムシに噛まれた場合は早急に動物病院に連れていきましょう。
何事も絶対や100%はないので、念には念を入れて病院に連れていくべきです。
昔、私の高校時代の同級生の飼い犬がマムシに噛まれてしまったことがありました。
当時は私も犬を飼っていたので心配になって飼い主に
「病院に連れていったのか?」と聞いたところ
「万が一のことなんて起こらないから病院なんかに連れていく必要はない」
と、
その同級生は、飼い犬をそのまま放置して何もしないという選択を取りました。
当時はその同級生のあまりの杜撰ぶりに怒りを通り越して唖然としてしまったのを覚えています。
もし、自分が飼い犬の立場ならどうでしょうか?
大丈夫だとタカをくくる飼い主よりも、迅速に手を打ってくれる飼い主の方が犬としての忠誠心も高まるというものでしょう。
また、飼い犬の視点から見なくても同じ飼い主としての視点から見ればどう映るでしょうか?
ロクでもない飼い主にしか見えませんね(^^;)
同じ飼い主としては恥ずかしいかもしれません。
一番大変なのはマムシに噛まれて毒と戦っている犬の方なので、1人の飼い主として犬の気持ちを最優先に考えてあげてくださいね。
さいごに
【マムシに犬が噛まれた時の対処方法や治療方法!毒への耐性は?】
についての内容は以上になります。
要するに一刻も早く病院に連れていって
ということになります。
犬はマムシの毒では大事には至らないと言われているとはいえ
手を打てるのに何の手も打たないのは非常に愚かなことです。
ですが、それは子犬や成犬、全ての犬種に当てはまることではないと思います。
犬だって人間と同じように毒を受けると苦しいし、身体が毒を排除しようと戦っているのです。
また、マムシの毒に限った話ではなく、それ以外でも飼い犬をほったらかしにする飼い主が多いのが現実です。
最悪の事態になって後悔しないためにも、飼い犬に対する飼い主としての責任をしっかりと果たしてあげてくださいね。