カブトムシと言えば、ある意味では日本で一番有名な昆虫かもしれません。
カブトムシは
別名「昆虫の王様」とも呼ばれていますね。
その威風堂々とした外観と鎧のような外皮をまとっている要望が、子供たちを始め大人まで「かっこいい(*’ω’*)」
と評判の昆虫です。
少し前まではムシキングというアニメが流行して社会現象にまでなっていますが、ムシキングはカブトムシが使われていますね。
それくらい知名度が高く子供から大人にまで人気のカブトムシですが、
このカブトムシ、実は一種類かと思いきや色々と種類があるみたいなんです。
名前はもちろんですが、地域によって微妙に違うらしく、それら全てのカブトムシを捕まえることは無理かもしれませんが、一つ一つ紹介したいと思います。
では、先ず基本的なことから
カブトムシそのものに対して焦点を当てていきたいと思います。
カブトムシとは?
カブトムシは昆虫の一種であり、「昆虫の王様」と呼ばれています。また、その鎧のような外見から別名「甲虫」と呼ばれています。
昆虫の分類上はコガネムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族というよく分からないところに置かれています(^^;)
説明するまでもないと思いますがm、オスには角があり、メスには角がありません。
主に夜行性で、昼間は土の下や木の根元など暗い場所に隠れて休んでおり、夜になると飛び立って餌である樹木の樹液をすすりにいきます。
餌場の競合相手としてはスズメバチやクワガタ、カナブンなどの同じ仲間であるコガネムシなどが当たりますが、十分な餌にありつけなかった場合はごくまれに日中も活動したりします。
日中に樹液が出ている樹にカブトムシが止まっていた場合はこの例ですね。
また、カブトムシには特有の鳴き声があるようで、オスは羽音を「ギュイン、ギュイン」と鳴らしメスを呼び寄せる習性があるようです。
カブトムシの分布域や生息範囲としてはかなり広く
日本全国や台湾からインドシナ半島や朝鮮半島や中国にまで及ぶなどかなり広い範囲で生息しているようです。
これには日本以外の外国産のカブトムシも含まれるので、日本のカブトムシにおいてはこの限りではありません。
また、ホームセンターなどで大量に養殖されたカブトムシが販売されており、売れ残ったカブトムシを野に話したりするなど日本全国の一部では社会問題にまで発展した事例もあります。
あまりに増えすぎると田畑の作物を食い荒らす食害などに発展したりもするのでこの辺りは生産者や販売者である人間のモラルが問われますね。
では、次にカブトムシの日本における種類について解説していきたいと思います。
カブトムシの種類は日本に何種類?
カブトムシの種類は日本に何種類いるんでしょうか。
私はこの記事を書くまでは一種類しかいないと思っていましたが、調べてみると意外と沢山いることが分かりました。
日本に生息しているカブトムシの種類は全部で五種類でした。
私たちが普通に認識しているカブトムシ以外にも4種類もいるということに素直に驚きですが、外国のカブトムシと比べて外観上にはそれほど大きな差はないようです。
では、次はカブトムシの名前や地域と特徴を画像(確認できた種類まで)お伝えしていきたいと思います。
カブトムシの名前や地域、特徴を画像で紹介
日本に生息しているカブトムシの名前や地域、特徴などはそれほど大差はありませんが、地域によって微妙に名前が変わってきます。
ヤマトカブトムシ
これは私たちがごく普通に目にしているカブトムシの事です。基本的にほとんどの人はこの一種類しかいないと思っています。
私もこの一種類しかいないと思っていました(^^;)
夏の季節になると姿を見せたり、ホームセンターでも売られていますね。一部地域の北海道や沖縄には本来生息していませんが、処分などの問題で人為的に定着してしまうなどの問題がありました。
沖縄(オキナワ)カブトムシ
純粋な沖縄産の国産カブトムシになります。一般的に認知されているヤマトカブトムシに比べると角が短く外皮の色もヤマトカブトムシに比べるとかなり黒っぽいですね。
私もこんな形のカブトムシは見たことがないので、沖縄にはこういったカブトムシが生息してるんですね。
先にも述べましたが、本州のカブトムシも入り込んで競合しているらしく本州のカブトムシに圧迫されがちですね(^^;)
クメジマカブト
こちらはかなり貴重なカブトムシらしいです。久米島で発見された主らしく、その名残がクメジマカブトという名前になってますね。
日本のカブトムシの中ではかなりレアな種のようで、知らない人からしたらただの小さいカブトムシですが、知ってる人からすれば驚愕するほどのカブトムシらしいです。
こちらに関してはヤマトカブトムシとの違いはイマイチよく分かりませんが、もし発見することができたらお宝を見つけたに等しいようです(^^♪
ツチヤカブト
見た目的にはその他のカブトムシと大差ありませんが、こちらの方は体格がやや小さいような(^^;)
なんだか他と比べるとやや控えめなカブトムシですね。
でも実際に他のカブトムシの画像と見比べてみるとその違いがよく分かります。
カブトムシ・屋久島、種子島バージョン
残念ながらこちらのカブトムシの詳細な画像は手に入りませんでした<(_ _)>
記述を読むと外見上はそれほど大きな違いはないのでその他のカブトムシと比べて微妙に違うくらいだと思います。
さいごに
私も子供の頃は、夏の季節になるとカブトムシを延々と探し回ったものです。今ではカブトムシはホームセンターなどで養殖された品種が売られており、誰でもお金を出せば簡単に手に入れることができます。
ただ、そういったカブトムシはすぐに命が尽きてしまい非常に短命でやはり野生種には遠く及びませんね。
野生種を探して捕まえればいいと思いますが、野生のカブトムシはなかなか見つかりませんね(^^;)
カブトムシを発見できるポイントを抑えて行動しても見つからない場合もあるので、正直運の要素が大きいですがホームセンターで手軽に手に入るカブトムシよりも、自分の足で探して手に入れたカブトムシの方が輝きも数倍にもなるし、見つかるまでの苦労やドラマがありますからね。
個人的には日本には一種類のカブトムシしかいないと思っていたので、予想をはるかに超えた種類のカブトムシがいるなんて思いもしませんでしたが、これから夏の季節になるとこれらのカブトムシたちが地面から顔を出して活動し始めますので、カブトムシを探して捕まえてみたいと思う人はこれらのカブトムシを参考にしてみてくださいね。
ただし、野生のカブトムシとはいえどその命は夏の季節の間だけと非常に短く儚い命ですので、捕まえて虫かごの中に入れるのはかわいそうですよね(´・ω・`)
捕まえるのはいいけど、カブトムシもその命を必死に全うしようと懸命に生きています。
懸命に生きようとしているのに虫かごに入れてそのままではあまりに酷すぎますね。私も子供の頃はそうでしたが、大人になって物事を俯瞰してみるようになると自分がやってきたことがかなり酷いことだと理解するようになりました。
「せっかく捕まえたのに逃がすなんて」
子供の頃にはまず理解できない感情だと思いますが
一歩引いた優しい気持ちを以ってカブトムシに接してあげることも大切ですし、捕まえて少し鑑賞したらそっと木の幹に離してあげるという行動も必要ではないでしょうか。