素潜りでのアワビの見つけ方としては、どういった方法があるのでしょうか
素潜りで代表されるシュノーケーリングは海のレジャーの中でも非常に人気がありますね。
シュノーケーリングでもただ泳ぐだけのマリンスポーツも人気がありますが、それ以上に海産物を捕る素潜りは人気があります。海水浴を楽しみつつも、その過程でアワビなどを捕って浜でバーベキューなどを楽しむ光景は想像するだけで心躍るものがありますね。
素潜りでのアワビやサザエ捕りは、捕りたいと思っている人からすればさながら宝石のように映ることでしょう。
素潜りでアワビを捕るということについては、意外に難しいと思っている方が多いように見受けられますが、実際はそれほど難しいものではありません。
アワビは他の貝類と比べると平べったくて外観も非常に特徴があり、初心者の方でも一回アワビを現場で見てしまえば、さしたるスキルも必要なく採集することができます。
前回はアワビが見つかるポイントと見つからないポイントについてお話ししたと思いますが、今回はアワビの外観や必要な道具や捕り方とアワビの見つけ方についてご説明したいと思います。
今回解説する素潜りでのアワビ捕りの基本的なことをお伝えしますので、実際に海水浴での素潜りで実践していただければ幸いです。
では、先ずアワビの貝殻の外観と特徴について解説していきたいと思います。
目次
アワビの貝殻の外観と特徴を解説
アワビの貝殻の外観と特徴についてですが、
以下の写真の貝殻がアワビの貝殻になります。
こちらは表面
こちらは裏側、中身の方になります。
アワビの特徴としては貝殻の外側に4個~5個ほどの穴が開いているのが最大の特徴です。
貝殻の形状についても特徴的な形をしているので、貝殻の形を覚えてしまうといいですね。
アワビとトコブシについて
アワビに似た貝類にトコブシがあります。
貝殻の形はほぼ同じなので一見するとアワビもトコブシも同じように見えます。
また、アワビとトコブシは一見すると外観が非常に酷似していますが、
アワビは穴が4個~5個
トコブシは穴が6個以上
形成されているのが特徴です。
また、
アワビは穴の周囲が盛り上がっているので、そういった点からも判別できますが、その辺りは熟練者でないと難しいかもしれません。
貝殻の形状についてはトコブシ以外は酷似している貝類などは無いので、基本的に素潜りでは貝殻で判別しましょう。
では次に素潜りでのアワビにもつけ方について解説していきたいと思います。
素潜りでのアワビの見つけ方について
素潜りでのアワビの見つけ方についてですが、基本的には前の項目で説明した内容を覚えていただければ問題ないです。
ちなみに海の中でのアワビは以下のような感じになります。
海中の岩礁や岩にこんな感じでへばりついています。
海中でのアワビは大少の大きさの違いこそあれ、こんな感じになっているので
これがアワビだと覚えてもらえれば初心者の人でも問題なく捕ることができます。
写真のアワビだと貝殻の形状などが分かりにくいですが、先ほど説明したようにアワビには穴がいくつかあいています。
写真の貝類にはアワビで説明したような穴が確認できますので、こう言った状態で発見できればそのまま採集していただいて問題ありません。
ちなみにアワビは物凄く吸着力が強く、素手で取ろうとしても絶対に捕れません。
元より素手で捕ろうと考える人などいないと思いますが(笑)
当然ですが、アワビを捕る場合は岩からアワビをひっぺがす道具が必要になってきますので、次の項目ではアワビ捕りに必要な道具と採り方をご紹介致します。
アワビ捕りに必要な道具と採り方を紹介
アワビ捕りに必要な道具と採り方についてですが、アワビを岩から剥すのは道具さえあれば誰でもできます。
まず最初にアワビ捕りに必要な道具と採り方については動画をご紹介しますのでそちらを参考にしてくださいね。
1.スウェットスーツ
いざ素潜りを行おうと思っても波が高かったりと条件がそろわない日が絶対あります。高い波の中で素潜りを行うと身体が波に持っていかれて、岩礁などにたたきつけられる可能性もあります。
そうなった場合に身体を守る防具としてスウェットスーツはマリンスポーツには必要不可欠ですので、素肌のまま素潜りを行う人もいますが自分自身のためにも最低限の装備として用意しておいたほうがいいでしょう。
2.スノーケーリングセット
アワビを取るためには当然ながら水中メガネは必須になりますので、歯科医も広くて使い勝手が良好な水中メガネがあるとアワビも発見しやすくなります。
3.アワビおこし
文字通りあわびをおこす、捕るための道具になります。ロングサイズの方が少し遠い場所にあるアワビにも手が届くので、やはり使うのであればリーチがあるロングサイズが良いでしょう。
4.素潜りネット
これも素潜りを行う上では必須のアイテムです。これがないと折角取ったアワビやサザエを確保する手段がないので、キャッチ&リリースするだけなら良いですが持ち帰る場合は必須です。
5.ブーツセット
素潜りをはじめとする水泳は非常に身体が疲れますので、どこか近くの岩場で休むことも多いです。その場合、裸足だと当然切ってしまったりなど怪我をしますので、怪我防止のためにも海中用のブーツは必須アイテムになります。
6.ダイビング用グローブ
アワビやサザエなどの貝類を素手で掴むと手を切ってしまう場合があります。そうでなくとも岩などの岩礁につかまる際も素手だと必ずと言っていいほど怪我をします。
また、海は棘がある生き物や刺される生き物も多数いるので、怪我防止のためにも手袋は必要ですね。
アワビ捕りに必要な道具や用意しておいた方がよい道具については以上になります。その他ご自身で気づく点があればそれらの問題を細く出来る道具を用意しておくのもいいですね。
次はアワビの捕り方について動画で解説していきます。
アワビの捕り方について
アワビの捕り方は非常にシンプルでマイナスドライバーやナイフなどの道具を貝の端っこに差し込んでそのまま岩から剥すだけになります。
最初は難しいかもしれませんが、コツさえつかんでしまえば誰でも簡単にマスター出来ますので、アワビの採り方については以下の動画が役に立ちますので是非とも参考にしてください。
採り方については文字で説明するよりも直接見たほうが早いと思いますので。
わずか30秒ほどの短い動画になりますが、アワビの採り方をシンプルに解説した動画ですね。
大きいアワビを捕るとなると海底まで潜らなければいけない
アワビを捕る際は写真のような形状の貝を意識して探してもらえば問題ありませんが、お店で売っている大きさや旅館などで食べている大きさのアワビを捕るとなると
その辺の浅瀬ではまずお目にかかれません。
また、アワビは夜行性ですので、基本的に昼間は岩の下などで休んでいます。
ですので、昼間にそれなりの大きさのアワビを捕るとなると、海底まで潜る必要があります。
また、海底まで潜るとなると、それなりの装備を整えなければいけません。
基本的に素潜りなどを行う場合の酸素ボンベもない軽装では、人間はなかなか海底まで潜ることができません。
身体に負担のかかる水圧の関係上、プロでも海底まで潜るのは至難の業ですので、それなりの大物を狙うのであればそれなりの準備をしておかなければ難しいでしょう。
最低限、上に挙げたグッズくらいは用意しておかなければなりませんね。
さいごに
【素潜りでのアワビの見つけ方!必要な道具や捕り方、貝殻の特徴を解説】
の内容については以上になります。
如何だったでしょうか?
アワビを捕るにあたって注意していただきたい点については、
- 捕るに値しない、小さい子供のアワビは捕らないこと
- 漁業権などがかかっている場所があるのでしっかり確認すること
- むやみやたらに捕らないこと
などがありますので
素潜りでアワビを取る際は上記の件についてはくれぐれも注意してくださいね。
素潜りは昔から獲物を取ってくるのは男の仕事と言われており、そういった一面もあって夢中になれるほど非常に楽しいものです。しかし、その反面毎年のように新聞紙上で密猟で逮捕されるなどの摘発が後を絶ちません。
折角素潜りでアワビを捕っても捕まってしまっては割に合わないので、漁業権が設定されている海域での素潜りはやめましょう。
漁業権で守られている場所は漁協の人や漁師の方が稚貝を放流しているので、近場で取れるアワビなどはその可能性が非常に高いです。
漁業権が設定されている場所での無許可な素潜りは摘発の対象になってしまいますので、くれぐれもルールと節度を守って素潜りを楽しみましょう。
素潜りでのアワビ捕りにおける密漁に関する記事は以下を参照してください。
では、以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。