黒百合って、ユリ科の植物の中ではあまり馴染みがない品種ではないかとも思うのですが(少なくとも私は30年以上生きていてほとんど目にしたことがありません)
逆に黒百合の反対である標準の百合?である白ユリについては至る所で見かけることもあって、見た目も綺麗でそれなりに認知されており、知名度も高いですよね。
でも、黒百合って(^^;)
実際に黒百合って咲いている場所では咲いていると思いますが、それほど多くは見かけませんね。
実際日本でも黒百合が咲いている場所や、黒百合の群生地ってそれほど多くないようで、黒百合をほとんど見ないまま人生を終了する人も多いのだそうですが
本記事では黒百合の花言葉について調べました。
また、黒百合の花言葉って彼岸花に負けず劣らずのかなり不吉な要素も持ち合わせているそうです。
そして、極めつけは黒百合の海外での呼ばれ方、別名がかなり酷すぎるということ(^^;)
調べているこちらも唖然とするほどで、その外観の印象も相まって嫌われているところではとことん嫌われているようです。
また、黒百合は海外でもあまり評価されていない事実に比例して、贈り物としても敬遠される傾向にあります。
本記事の項目では黒百合の花言葉以外にも、黒百合が不吉とされている意味や由来
海外での黒百合の別名が酷すぎる件とその名前
黒百合が贈り物としてNGとされている理由
について解説していきたいと思います。
では、先ずは黒百合の花言葉から解説していきますね。
目次
黒百合(クロユリ)の花言葉とは?
一体、黒百合の花言葉はどんなものがあるのでしょうか。
黒百合の花言葉は
「呪い」「恋」「愛」
なんとも正反対過ぎて、矛盾しているような気がするのは私だけでしょうか(^^;)
黒百合は良い意味の花言葉もあれば、一方でそれを否定するかのような悪い意味の花言葉もあるんですね。
ちなみにこの正反対過ぎる花言葉には黒百合にまつわる「とある伝説」の存在が大きく関係しているそうなのですが、その伝説についても調べた限りでお伝えしていきたと思います。
「呪い」や「愛」という両極端過ぎる花言葉から察するに、何だか縁起が悪そうな伝説に思えますが(^^;)
黒百合(クロユリ)の「とある伝説」から始まる不吉の意味や由来とは?
黒百合が不吉とされている意味や由来とは、どうやら日本に昔起こったとある出来事が伝説となっていることから始まっているそうです。
伝説の発祥の時代は戦国時代から安土桃山時代にかけてですが、越中富山と呼ばれている現在の富山県で起こった話です。時の越中富山の地を納めていた富山城主、佐々成政(さっさなりまさ)という戦国武将がおりました。
その佐々成政(さっさなりまさ)にはお気に入りの小百合という名前の侍女がおり、その侍女が絶世の美女と謳われるほどの美人だったそうです。
佐々成政(さっさなりまさ)は当然のごとくこの侍女を寵愛しました。そのあまりの寵愛ぶりは、周囲にとって目に余るものであり否応なしに正室のみならず側室の侍女の嫉妬を買う結果となったのです。
当たり前ですが、この状況が良い結末になることなど皆無で、佐々成政(さっさなりまさ)の小百合に対する寵愛ぶりに対して嫉妬に狂った他の侍女から謀略を起こされる結果となりました。
佐々成政(さっさなりまさ)が城を留守にしている間、周囲の侍女によって「小百合は他の家臣と通じている」という噂を流し、コレを知った佐々成政(さっさなりまさ)は激怒し、怒りに身を任せて小百合を処刑してしまいました。
侍女の謀略によってその人生に幕を下ろす羽目になった小百合は、死の淵の今わの際に「三年の時が経ち、立山に黒い百合が咲いた時に佐々家は滅びる」という予言を残して死んでしまいます。
当然ながら、戯言だと判断した佐々成政やその家臣、侍女はその予言を聞き流しますが、3年経過した後に立山に本当に黒い百合が咲いてしまいます。
その後佐々家は急速に衰退していき、城主である成政は切腹によって命を落とすことになりました。
これが黒百合伝説と呼ばれる、不吉の由来となって現在にまで語り継がれることになっていったのです。
愛するがゆえに、少しの裏切りによって大きく翻弄されて愛を失ってしまう。何とも皮肉なものですが、愛するがゆえにその愛に振り回されてしまうのもまた人間なのかもしれませんね。
現在でもその愛ゆえに、愛が満たされない場合は対象を憎んで呪ってしまうということは珍しくありませんが、花言葉が「愛」と「呪い」ということからも、愛と呪いという概念は対極に位置しており、黒百合という花は相手への愛を示すという意味では相応しい花なのかもしれませんね。
次は、黒百合が海外呼ばれている別名があまりにも酷すぎると言われていますが、その名前について解説していきたいと思います。
黒百合の海外での別名が酷すぎる(゚Д゚;)その名前とは?
黒百合が海外での別名が酷すぎるという内容ですが、その名前ってどれだけ酷いのでしょうか。
黒百合は海外では
スカンク百合
便所百合
汚いオムツ
などと呼ばれています(笑)
まあ、酷いですね(^^;)
酷すぎて、どうコメントすればいいのか言葉が見つかりませんが、海外では黒百合に対する評価は全然良くないということだけは分かります。そして別名の言葉から分かる通り、非常に臭いのでしょう。
匂いを嗅いだことがないのでどれほどの悪臭なのかは分かりませんが、少なくとも別名としていくつもの散々たる呼び名が生まれるほどの臭いだということですね(^^;)
これは次の項目にも関係あることですが
次は、黒百合が贈り物としてあまりよろしくない、NGな理由について解説していきますね。
黒百合(クロユリ)が贈り物としてNGな理由は?
黒百合が贈り物としてNGとされている理由についてですが、やはり一番の理由は
黒百合の匂いがきつ過ぎるという点
花言葉が「呪い」
であるという点が最大の理由になります。
臭いがきつすぎるという点も黒百合を贈り物やプレゼントとして受け取った側からすればあまり気持ちの良い物ではないでしょう。
また、「侍女・小百合」にまつわる黒百合伝説が由来となっている黒百合を受け取っても、これもあまり気持ちが良い物ではありませんよね(^^;)
黒百合の花言葉を知っている人からすれば「何?」と思うことですし、花言葉を知らなくても調べた時に「呪い」というワードが出てきますので「一体どういうつもりでこの花を贈ったんだろうか」と勘違いさせる一因にもなりかねません。
しかし、この黒百合ですが、使い方によっては逆にプラスになる贈り物としても使える模様です。その詳細は次の項目で解説いたします。
アイヌでの黒百合伝説として
北海道のアイヌ民族の間に伝わっている黒百合伝説としてこんな伝説が残されています。
「愛する人の側に誰が置いたか分からない黒百合をおいて置くと、その黒百合を愛する人が手にした場合は二人は結ばれる運命となるだろう」
という伝説です。
なんだかロマンチックですね。黒百合は「呪い」という花言葉が強調されている不吉な花というイメージがありますが、その反面「愛」の要素を強く持っている黒百合の花は使いようによってはプラスにもなる花ということでしょうか。
負の側面が強調されてきた黒百合ですが、こんな純粋な面も持ちあわせているんですね。
まとめ
【黒百合の花言葉とは?不吉の意味や由来、贈り物としてNGな理由など】
の内容は以上になります。
如何だったでしょうか。黒百合は主に高原など涼しい場所に咲く百合で、山に生育する花としても知られています。日本での主な群生地としては石川県や岐阜県、山形県に北海道などの高原に群生しています。
不吉な花として知られている黒百合ですが、アイヌ伝説のような使い方をして意中の人に思いを伝えてみると意外とロマンチックな話を好む女性からは高評価を得るかもしれませんね。
但し、呪われた花としての側面も強いので扱い方には十分注意しなければいけませんが、呪われた花でもあり、愛の花でもあるので上手に使い分けることができるとあなたの人生にきっとプラスに働くことでしょう。