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彼岸花と聞いて思い浮かべるワードはやはり「不吉」という言葉。

彼岸花は不吉な花と呼ばれていますが、その実態は思っているほど不吉な花ではないようです。

彼岸花は彼岸(死)にまつわる由来としてその名が知られていますが、不吉なイメージが定着する一方で時代ごとに起こったトラブルである戦争や飢饉などの災害に巧みな貢献をしており、ある意味では数多くの人々の命を救ってきたという事実は紛れもない真実です。

 

ただし、この事実について知っている人は全体のほんの数%くらいなものでしょう。

この数%の人は彼岸花を不吉な花とは考えておらず、むしろ世の中の大半の人とは逆のイメージを持っています。

そういった彼岸花に救われてきた人々がいる一方で、「彼岸花を家に持って帰ると火事になる」

といった何の根拠のない迷信が広まってしまっています。

 

実際に火事が発生した原因の99%が人間の不注意によるもので、彼岸花はその花が咲いた容貌が炎と似ているだけであり、火事とは全く関係ありません。

彼岸花の立場としては本当に迷惑この上ない話ですね。

 

彼岸花には毒がありますが、毒があるから悪いのではなく、その毒がある植物を何らかの形で摂取してしまうという結果になるだけで、全ての因は人間にあります。

 

彼岸花が、何故かお墓の近辺に咲いている理由についても、こちらの記事を読めば自ずと納得するでしょう。

 

しかし、彼岸花そのものは実際はどうということは無いにもかかわらず、彼岸花の別名として不吉極まりない名称が全国各地に散らばっており、彼岸花は不吉ではないというイメージはもはや覆せないものにまで膨れ上がっていますね(^^;)

 

これについてはもはやどうしようもありませんが、今回は彼岸花の別名一覧として全国各地で彼岸花がどのように認識されているかについて調べました。

 

また別名の語句や由来による違いや、地域ごとの彼岸花の呼び名など方言にまつわる名前までをご紹介したいと思います。

名前だけ見ると禍々しい花というイメージですが、実際のところはどうなっているんでしょうか。

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彼岸花の別名の一覧を紹介

彼岸花の別名の一覧として

 

仏教などでは彼岸花は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)と呼ばれていますが、

それ以外ではリコリスという呼び名も有名です。

 

地域ごとに呼び名が異なるあまり知られていない名前としては

以下の名称が彼岸花の別名として広まっています。

 

幽霊花(ゆうれいばな)

死人花(しびとばな しにんのはな)

地獄花(じごくばな)

狐花(きつねばな)

剃刀花(かみそりばな)

はっかけばばあ

捨子花(すてごばな)

蛇花(ヘビのはな)

毒花(どくばな)

痺れ花(しびればな)

天涯花(てんがいばな)

龍爪花(りゅうそうか)

雷花(かみなりばな)

石蒜(せきさん)

狐の松明(きつねのたいまつ)

葉見ず花見ず(はみずはなみず)

姑花(しゅうとめばな)

 

など、よくもまあこれだけ不吉な呼び名が作られたものだとある意味では感心してしまいますね(笑)

また彼岸花は方言的な呼び名や少し文字が違う呼び名もいれると

すべて1090もの呼び名があるのだそうです(^^;)

流石に多すぎますね。

以下のような別名も使われており、地域ごとの呼び名が著しく変わる花でもあります。

 

ハッカケグサ

ジップトバナ

イカリグサ

ホトケグサ

オリカケバナ

ロウソクバナ

ソウシキバナ

オバケバナ

クスリグサ

ヘイケバナ

 

など呼び名を探せば本当にキリがありませんね(^^;)

 

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彼岸花の語句や由来による違い

彼岸花はそれぞれの語句での呼び方などは由来によって分けられています。

 

死に由来する別名

花の色、形などの外観に由来する別名

その性質に由来する別名

その不吉から由来する別名

薬に使われることから由来する別名

お供えものとして使われることから由来する別名

 

主に彼岸花の語句に関する呼び名の違いや由来は以上のジャンルに分かれているようです。

 

彼岸花の地域ごとの呼び名って

彼岸花の別名一覧としてあげましたが、これらの名前は地域ごとによって使われている名前とそうでない名前とに分かれています。

 

北海道…死人花・彼岸花

東京…彼岸花

大阪…姑花・彼岸花

沖縄…彼岸花・ショウキズイセン(黄色い品種)

 

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さいごに

【彼岸花の別名の一覧!語句や由来による違い、地域ごとの呼び名とは】

の内容としては以上になります。

 

縁起でもない最悪の異名ばかりが目立ちますが、そんな呼び名とは裏腹に

彼岸花はめでたい予兆をもたらす花として別名

 

天上花

赤い花

 

とも呼ばれています。

全国で一般的には縁起が悪い花としての側面が強い彼岸花ですが

一部地域によっては彼岸花は縁起の良い花とも呼ばれており、地域によって評価はバラバラです。

また呼び名がトータルで1090もの数があるので、本当に人々にとって関心が高い花なんだなと思います(^^♪

 

彼岸花が不吉であるというイメージが定着しているので、彼岸花について思い浮かべたり見たりすると嫌な気持ちになるかもしれませんが、

特に「幽霊花」などは実際に彼岸花が幽霊を引き寄せているようにも見えますが、それはあくまでも人間による思い込みに過ぎない要素が強いので、一概に彼岸花に問題があるわけではなく実際のところはその人自身の問題のような気がします。

持ち込むと火事になったり、災いを引き寄せる花とも言われていますし、三途の川のほとりに群生している花とも言われていますが、毒があるという点を除けば普通の花だと思います。

また彼岸花は日本の歴史に深く関わっている花田家に必ずしもマイナス要素ばかりではないので、彼岸花があるからと言って必ずしも不吉を呼び込む花ではないということを忘れないでくださいね。

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