月見草の花言葉の前に月見草という植物はご存知でしょうか。
月見草という花はメキシコ原産の花とされています。今では月見草は日本の至る所に自生しています。
そんなメキシコ原産の花がなぜ広大な太平洋を隔てた日本に存在しているのでしょうか。
それは月見草は江戸時代の頃にメキシコから日本に伝わったからだと言われています。
どういった経緯かは分かりませんが、月見草は江戸時代の頃に観賞用として日本に持ち込まれました。
月見草の開花の時期は6月~9月頃で、花は月を見るように夕方から咲き始めます。
咲き始めの月見草は綺麗な真っ白の花を咲かせます。月見草の開花の時期は6月から9月で比較的長期間ですが、一度咲いた月見草の寿命は非常に短くわずか一晩だけになります。
月明かりの元に花を咲かせて一晩が経過して、翌朝にはしぼみます。その時の花の色は黄色になると言われています。
また月見草は「月見」というワードがお月見を連想させる植物のように感じますが、8月の十五夜のお月見や9月の十三夜のお月見とは無関係なようです。
しかし、無関係でも月見草をお月見に使ってみるのも少し面白いかもしれませんね(^^♪
本記事の内容としては
月見草の花言葉
月見草が恋愛に関係する由来
月見草の花の種類と英名、和名の違い
などについて触れていきたいと思います。
では先ずは月見草の花言葉について解説していきますね(^^♪
月見草の花言葉は?
さて、月見草の花言葉についてはどんな花言葉があるのでしょうか。
月見草の花言葉についてですが、
無言の愛情
移り気
という花言葉があります。
無言の愛情という花言葉については、なんとなく意味が分かりますが
移り気
という花言葉は一体何を意味するのでしょうか。
「無言の愛情」と「移り気」
この両方を比較して考えてみると、どうも矛盾しているような感じが否めません。
そして、全くの正反対の言葉のようにも感じられますね。
「無言の愛情」については、月見草は夕方に花を咲かせるということから人知れず花を咲かせる性質が、まるで誰にも知られることがないという意味で無言の愛情のように考えられてきました。
花を咲かせる時間帯が人が活動を控えるようになる夜間なのである意味では納得しますね。
また「移り気」という花言葉についてですが
月見草の花の寿命は比較的花の中でも短命です。月見草の花は、夜に咲いて朝にはしぼんでしまうことなど、開花からの変化があまりにも早くてせわしない様など、すぐに心変わりするような感じが「移り気」と称されたようです。
月見草が恋に関係する由来とは?
月見草には恋に関係するとある由来があるとされています。
月見草単体の由来としては月見草は月の元に咲くことから月見草と言われています。
しかし、月見草が恋に関係しているという由来についてはどういった理由から来ているのでしょうか。
月見草が咲く月明かりの元に月見草を摘んで、意中の人に渡して愛の告白をすれば、その愛が成就するというのでしょうか。
実は月見草の花言葉には先ほど紹介した「無言の愛情」「移り気」以外にもまだ2つの隠された花言葉が存在しているのです。
その花言葉とは
打ち明けられない恋
ほのかな恋
の2つになります。
この二つの花言葉だけでも、月見草が恋に関係しているとされる由来としては十分かもしれません。
この二つの花言葉「打ち明けられない恋」「ほのかな恋」というフレーズは「片思い」を表しています。
月見草は月の下で花を咲かせます。その誰にも知られることがなくひっそりと花を咲かせることから
人目を忍んだ恋や片思いの象徴とも呼ぶべき花だと言われています。
月見草が恋に関係している由来としてはそういった意味があったのですね。
また、先に述べた月見草の花言葉である「移り気」についても、意中の相手に対して
もうあなたに興味が無くなったという無言のメッセージとして渡す花として用いることもあったようです。
言葉に表せない場合の手段としては最適かもしれません。
もう、好きではなくなった相手に贈る花の花言葉としてはいささか残酷のような気もします。
以上が月見草が恋に関係しているとされている由来になります。
では、次は月見草の花の種類と英名、和名の違いなどについても解説していきますね(^^♪
月見草の花の種類と英名、和名の違いは?
月見草の花の種類と英名、和名について解説していきたいと思います。
月見草と呼ばれる花の種類として
先にも述べましたが、月見草はメキシコ原産の花として江戸時代に日本へ伝わりました。月見草と呼ばれる花は元々は日本に存在していません。
ヒルザキツキミソウ
メキシコ北部から北アメリカ原産の月見草になります。主な生息地は草原やサバンナなどの比較的乾燥した地域になります。
ユウゲショウ
北米から南米原産の月見草で、日当たりの良い草原や荒れ地に自生します。ユウゲショウという名前からも、夕方から夜に化粧をする(花を咲かせる)という意味や由来が感じ取れますね。
マツヨイグサ
チリからアルゼンチンに自生する月見草で比較的標高の高い場所の生息しています。
オオマツヨイグサ
こちらは元々存在していたものではなくヨーロッパで品種改良の末に誕生した品種です。
ヒナマツヨイグサ
北米大陸原産で主に北米の東部に生息している月見草です。
オエノセラ・アコーリス
南米チリ原産の月見草。
オエノセラ・マクロカルパ
北米大陸中部から南部原産の月見草。
オエノセラ・カエスピトーサ
北米大陸西部原産の月見草
月見草の英名と和名の違いは?
月見草の英名と和名の違いについては、文字通り英語名と漢字名で表されますが
月見草の英名は
Evening primrose
と呼ばれています。
直訳すると夕べ(晩)の約束となります。
一方和名としては
月見草になります。
花言葉を英名に訳すと
mute devotion(無言の愛情)
inconstancy(移り気)
となります。
まとめ
【月見草の花言葉!恋に関係する由来や花の種類と英名、和名の違いなど】
の内容としては以上になります。
如何だったでしょうか。
月見草は最初はお月見に関係しているのかと思っていましたが、全く関係ないものでしたね(^^;)
また、月見草には恋に関する由来や秘密がありましたが、想像していたものとは全く異なっていました。
しかし、打ち明けられない恋やほのかな恋を相手に伝えるという手段でなら月見草も役に立ちそうなので、意中の相手にどうしても思いを伝えたい場合は月見草を夜にプレゼントするのも意表を突いて逆に喜ばれそうですね(^^♪
では、本記事の内容としては以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。