きゅうりとズッキーニの関係ってどんな感じなんでしょうか。1980~90年代は日本でもほとんど見かけることはありませんが、最近では都市部や地方でもそれなりに規模の大きいスーパーでも取り扱っており、買い物をすると野菜コーナーにちょくちょくその姿を見かけます。
日本で古くから馴染みのある他の野菜とは外見などが一線を画しており、同じように陳列されているとかなり目を引くし目立ちます。
ズッキーニは元来日本には存在しない野菜で、主にヨーロッパ諸国などの西洋から入ってきた野菜です。ズッキーニという名前からしていかにもって感じですが、見た目的にはきゅうりと似てないけど似てる部分もありますね。
ズッキーニの表面はツルツルで、キュウリのようなボツボツした表面などのゴツゴツさやとがった表面とはまた違います。両方を見比べてみると分かりますが、形状は似ていても微妙に異なる部分もあり、ズッキーニはキュウリと比べて下手の部分もかなり違います。
一見するとツルツルな表面が瓜にも似ているし、細長い形状がきゅうりの仲間にも見えますが実際はどうなんでしょうか。
ズッキーニを栽培したこともありますが、キュウリと同じつる性の植物で栽培家庭や収穫過程においてはきゅうりと大差ありません。
味に関してもズッキーニを食べたことがありますが、キュウリと同じで水っぽい野菜です。また、キュウリと違ってズッキーニ自体はかなり長くて大きくて肉厚で野菜炒めなどにすると結構食べごたえもありました。
しかし、調べていくときゅうりとズッキーニは似ているようで微妙に違うことも分かりました。基本的には似てるような気もしますが、植物学上は全く同じ仲間というわけでもないようです。
果たしてきゅうりとズッキーニは同じ仲間なのか?
単純な見た目などから同じ仲間か近縁者のような関係に見えますけどね。ただ、ズッキーニはきゅうりにはない特徴がいくつかあるので一概に同じとは言えないかもしれません。
この二つの関係性や、栽培や収穫の時期の違いやズッキーニを使用したおすすめレシピなどご紹介したいと思います。
きゅうりとズッキーニは同じ仲間?
きゅうりとズッキーニは同じ仲間についてですが、冒頭でも述べましたが微妙に種類がことなるようです。
きゅうりはウリ科キュウリ属であり、ズッキーニはウリ科カボチャ属に分類されます。
きゅうりはそのままきゅうりですが、ズッキーニはキュウリではなくカボチャの仲間だったんですね。
あの細長い形状がどうしてカボチャになるんだ?と誰もが思いますが、種類が少し異なるだけで大元の種類はウリ科。
ズッキーニときゅうりはある意味では似て非なるもの。そういう意味ではこの二つは近縁者とも呼べるでしょう。
きゅうりとズッキーニの栽培における違いや時期について
きゅうりとズッキーニの違いといては同じウリ科の植物ではあるが、厳密に言うとズッキーニはカボチャの仲間でしたね。
では、栽培に関するきゅうりとズッキーニの違いってなんでしょうか。
きゅうりとズッキーニは同じ夏野菜で、収穫時期などの旬の期間はほとんど同じです。収穫時期や旬は主に夏になり7月~9月になります。
また、ズッキーニはカボチャの仲間ですが、つる性の植物ではありません。
同じウリ科の植物ですので、つる性植物な点も同じかと思いきや違うんですね。
カボチャの仲間なのでつる性植物だと思われがちですが、ズッキーニはトマトや茄子のように普通に株を生やして直立するタイプの植物のようです。
また、ズッキーニは花も食用とされますが、きゅうりは少し違いますね。
ズッキーニとキュウリの栽培方法はつる性かそうでないかでも変わってきますが、基本的には同じです。ズッキーニも夏に育つ野菜なので、キュウリと同じくらい水やりは必須ですしズッキーニはきゅうりよりは耐性が高そうですが、それでもちゃんと水やりをして愛情をかけて育ててやらないと枯れてしまいます。
きゅうりとズッキーニについてまとめると以下のようになります。
きゅうりとズッキーニとの共通点
同じウリ科の植物
旬の時期が同じ
収穫できる時期が同じ
同じ夏野菜
キュウリとズッキーニとの相違点
同じウリ科だが厳密には違う
きゅうりはウリ科キュウリ属
ズッキーニはウリ科カボチャ属
ズッキーニの表面はつるつる
キュウリの表面はザラザラ
ズッキーニはキュウリよりも倍以上の太さと厚みがある
ズッキーニは非つる性植物
ズッキーニはきゅうりほど水っぽくない
ズッキーニは油との相性が良く火を通して食べられる
きゅうりはズッキーニほど油との相性が良くない
ズッキーニは花も食用になる
ズッキーニはきゅうりほど生食は適さない
ズッキーニはきゅうりに比べて苦味がある
など、ざっと調べただけでもこれだけの共通点や相違点がありました。
次はズッキーニを使ったレシピをご紹介していきたいと思います。
ズッキーニを使ったおすすめレシピを紹介
きゅうりとズッキーニの特徴や違いについてはあらかた説明したので、
ズッキーニを使ったおすすめ夏野菜レシピを一部だけですがご紹介したいと思います。
1.ラタトゥイユ
ズッキーニの主な料理の使用材料としてあがるほど、ラタトゥイユはズッキーニなしでは作れないと言われるほどです。ズッキーニ自体は食材としての量はかなりあるので、ラタトゥイユを作ると相当な量になりそうですね。
ラタトゥイユのレシピはこちら
2.ズッキーニのオーブン焼き
こちらもズッキーニの使用用途にあがるほど外国ではポピュラーなレシピです。ズッキーニは茄子のように肉厚なのでオーブン焼き、グリル焼きや鉄板焼きでも十分なボリュームを楽しめます。
ズッキーニのオーブン焼きのレシピはこちら
3.ズッキーニの天ぷら
程よい硬さと肉厚のズッキーニは以外にも天ぷらなどにも向いているようです。外見はサツマイモのようですが、サクッとした歯触りが特徴で人気のレシピです。
ズッキーニの天ぷらのレシピはこちら
またこれ以外にもズッキーニの食材としての使用用途は幅広く、生食を始め、炒め物、揚げ物、焼き物など様々な料理に使われていますので、ズッキーニのレシピであ探せばご自身が食べたいと思うものにきっと巡り合えるかもしれません。
さいごに
【きゅうりとズッキーニは同じ仲間?時期、違いやおすすめレシピを紹介】
については以上になります。
如何だったでしょうか? きゅうりとズッキーニの違いについてまとめてみましたが、一見同じような植物に見えても、その実はほとんど全くと言っていいほど別の植物でしたね。
また最後のまとめになりますが、ズッキーニときゅうりの違いとしては
ズッキーニは食中毒を引き起こす成分がきゅうりよりも多く、稀に食中毒を起こしやすい個体が混じっているという点。
きゅうりとズッキーニの相違点のまとめの最後に「ズッキーニにはきゅうりとくらべて苦味がある」と書きましたね。
実はこの苦み成分であるクルルビタシンという成分が稀に強いズッキーニが混じっており、ごく稀にですがこういったイレギュラーなズッキーニを食べて飲食店などで食中毒を起こす事件が起こっています。
それを食べた人の身体的な強度もあると思いますが、クルルビタシンが多く入っているズッキーニを食べたからといって全員が食中毒になるとも限りませんし、ズッキーニは夏野菜としては鉄板焼きで使われるほど海外では人気の野菜ですので。
食中毒にかかるということは本人の身体の状態もある程度弱っているということであり、食材が100%悪いのではないし、それは本人の問題でもありますからね。
ズッキーニに限らず、何事もほどほどに食べる方が一番良いと思いますから、今年の夏の夏野菜の季節に向けて一度きゅうりとズッキーニを直接食べ比べて違いをその舌で味わってみるのも、なかなか乙なものでしょう。