毎年春から初夏の季節にかけて近所の公園を散歩していると紫陽花の花を見かけることがありますね。
紫陽花の花は青や赤にピンクなど様々なバリエーションに富んでおり、花の外観も非常に可愛らしくて見ている者の心を和ませてくれますね。
紫陽花は一見すると大きな花のようにも見えますが、実際は一つ一つの小さな花が集まって形作られている花で、雨が降り注ぐ中、その綺麗な花弁を咲かせている印象があります。
紫陽花が咲く季節になると春も終わりをつげ、そろそろ夏がやってくるのかという感慨深い気分にさせてくれますが、気が付けが咲いている印象を受ける紫陽花の花ですが
紫陽花の開花の季節は厳密には何月頃なのでしょうか。
また紫陽花は雨などの季節の変動に敏感な植物ですが、紫陽花の開花の時期が訪れる際にはある程度の降水量がなければ花が咲かないと言われています。
また、紫陽花の開花の時期に当たっての降水量の目安や気温と天候の条件などによる変化は実際のところどうなっているのかも調べましたので参考にしていただけると幸いです。
では、紫陽花の開花の時期から天候による変化までの内容について始めていきましょう。
紫陽花とは?
紫陽花とはアジサイ(ユキノシタ)科アジサイ属の植物で、原産は北アメリカ、中国、台湾、日本など世界中に広がりを見せている花です。
別名「ホンアジサイ」「セイヨウアジサイ」と呼ばれており、
草ではなく低木の植物で、白や青、紫、赤、ピンクなどの様々な色合いの手毬のような形の花をつける植物です。
また、紫陽花の最初の花の色は白色から始まります。白色から始まった紫陽花の花弁は月日が経過するごとに青や紫、赤、ピンクなどの様々な色合いの花弁に変色していきます。
この花弁が様々な色に変わっていく姿を「七変化」と名付けています。
紫陽花の開花の時期は何月?
紫陽花の開花の時期については、開花の期間は早くて5月下旬から7月にかけて開花します。
季節の気候による様々な要因によって開花の時期は多少は変化しますが、遅くても梅雨が終わる7月までには開花します。
また、紫陽花が開花するかしないかの分かれ目は、梅雨の季節と深く関係おり、やはり開花の決め手は降水量と気温が関わっています。
では、次は紫陽花の開花の目安となる降水量と気温との関係について解説していきたいと思います。
紫陽花の開花の降水量の目安や気温は?
紫陽花の開花の降水量の目安や気温との関係についてですが、降水量については最低でも何ミリ降らなければ開花しないというわけではなく、普通の一般的な降水量でも十分開花します。
気温に関しても最低でも20度以上の大気温が確保できれば開花には支障が出るほどのものではありません。
紫陽花の開花の天候による変化は?
紫陽花は主に春と夏の中間の季節、いわゆる梅雨の季節に開花する花です。
梅雨の季節は降水量が多くて、湿度が高く水分に富んだ季節です。
空梅雨でもない限りは特に天候による開花の条件が著しく跨げられることは無く、比較的開花に関しては安定している花です。
紫陽花の種類と品種について
紫陽花の種類と品種は多数存在しており、実に2000種類以上もの種類があるとても豊かな花です。紫陽花の品種改良も盛んに行われており、今現在でも新しい種類の紫陽花が生まれ続けています。
ここではすべての種類の紫陽花を紹介することはできませんが
以下、代表的な紫陽花についてご紹介したいと思います。
1.ガクアジサイ(額紫陽花)
※ 掲載元URL https://kurashi-no.jp/I0011844
日本原産の紫陽花で一般的に紫陽花といえばこのガクアジサイがそれに当たります。
ガクアジサイの名前の由来としては花弁の大きな花が中心の花を取り囲むように咲く姿から、まるで額縁のようだと表現されてから額紫陽花と呼ばれるようになりました。
2.ダンスパーティー
※ 掲載元URL https://shiny-garden.com/
主にアジアと北アメリカ原産の紫陽花が素になっている品種改良された紫陽花です。日本に分布する始祖紫陽花であるガクアジサイとアメリカ原産の紫陽花を組み合わせた紫陽花になります。
ガクアジサイと比べると花弁の数も圧倒的に多くまるでダンスをしているような華美な光景からダンスパーティーと名付けられました。
3.万華鏡
※ 掲載元URL https://www.satofull.jp
品種改良された紫陽花で、万華鏡と呼ばれる名前の通り開花した状態がまるで万華鏡に酷似しているから付けられた呼び名になります。
4.山アジサイ
※ 掲載元URL https://www.shuminoengei.jp
主に九州原産の紫陽花で日本のガクアジサイと似ていますが、こちらは別物になります。
5.カシワバアジサイ
※ 掲載元URL http://flower777.mimoza.jp
北アメリカ原産の紫陽花で、外観がトウモロコシのような柏の葉のような形状をしていることからカシワバアジサイの名前の由来になりました。
6.コンペイトウ・ブルー
金平糖の様な形をしていることからコンペイトウ・ブルーと名付けられたアジサイで日本で品種改良された末に生み出された紫陽花です。
7.テマリピンク
まるで手毬のような形状で尚且つピンク色の花弁を咲かせることからテマリピンクと名付けられたアジサイです。
8.アナベル
※ 掲載元URL https://shiny-garden.com
元々は北アメリカ原産の品種を改良したアジサイで、大きな手毬状の花を咲かせるのが特徴です。
9.ホンアジサイ
※ 掲載元URL https://4travel.jp
ガクアジサイを品種改良して作り出された紫陽花で、一般的に紫陽花といえばこのホンアジサイのことになります。ヨーロッパのセイヨウアジサイと外観がにているため区別するためにホンアジサイという名前が付けられました。
10.墨田の花火
※ 掲載元URL https://hairie.exblog.jp
まるで花火をしているかのように周囲に火花が飛び散っているような様相を呈していることから墨田の花火という呼び名が付けられたアジサイです。
まとめ
【紫陽花の開花の時期は何月?降水量の目安や気温、天候による変化は?】
の記事の内容としてはいじょうになります。
アジサイの開花の時期は主に5月~7月にかけてで、特に天候が大きく変化しない限りは開花の影響は受けない比較的安定した花になります。
また、種類も2000種類以上と豊富なので、すべて覚えるとなると至難の業ですね(^^;)
アジサイは日本特有の花かと思っていましたが、意外にアメリカ大陸やヨーロッパ各地にも点在しており、日本の文化に登場するだけでなく世界中に認められた花だということが分かって、意外な事実に驚きました。
では、以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。