今回は、お盆休みがない会社ってあるの?
という素朴な疑問について焦点を当ててみました。
お盆休みって1年の中でも屈指の長期休暇ですが、GW(ゴールデンウィーク)と同じように、人間が人間らしい生活を送る上では今や必須の休み期間です。
しかし、世の中には色々あるもので休みを満喫している人がいる反面、真逆の事をしている人がいるもので、GW(ゴールデンウィーク)でもお盆でも正月でも激務にさらされている人達は大勢いますね。
しかも、決まってお盆などに休めない業種はGW(ゴールデンウィーク)や正月休みなどはほとんどないと相場が決まっています(泣)
GWやお盆休み、正月休みがないので普通の土日や、祝日休みなどおそらくないと思ってもいいでしょう。
ここで気になる点としてはお盆休みがない会社などは本当にあるのか?
という点ですが
お盆休みがない会社などについて調べました。
またお盆休みに休みが取れない理由や、最初からお盆休みがない業種など、どちらかと言えば会社よりも業種の方が関係していますが、
お盆休みがない会社の種類や業種など、これから仕事を決めようか、もしくは転職を考える際の参考にしてみてくださいね。
お盆休みがない会社ってあるの?
結論から言うと、お盆休みがない会社はあるところにはあります。
その場合は就職する際に会社説明などや求人票に記載していることが普通ですが、
中にはお盆休みがあるとうたっていながらも、実際は
「お盆休みないから」と平気で言う会社もあるようです。
お盆休みやGW(ゴールデンウィーク)、正月休みなどの世間一般の公休をしっかり取れるのかあらかじめ確認したほうがいいですね。
もし、就職して自分が思ったような会社ではないと分かったのであれば、その時点で転職なども視野に入れてもいいと思います。
では、次にお盆休みが取れない理由について解説していきたいと思います。
お盆に休みが取れない理由って?
単純にお盆休みが取れない理由とは何でしょうか。
普通に考えてお盆休みが全くとれない会社って、どう見ても異常ですよね(^^;)
以下、考えられる理由をピックアップしてみました。
納期やノルマが激しい
メーカーなどの製造業やIT企業などは常日頃から納期とノルマに追われています。これはある種の職業病ともいうべきものでそういった仕事をしている以上必ずついて回るものです。
とりわけ、日本は納期やノルマなどといって概念が諸外国よりもシビアで、私も瀬尾像メーカーに勤めていたことがありますが、基本お客様ありきです。
商品を生産して収めるという流通業の一役を担っている以上、基本的には先方のノルマは絶対ですので、何らかの事情により就業期間内にノルマを達成できない場合は休日を返上してでも取り組むということは案外珍しくなく、GW(ゴールデンウィーク)やお盆も例外ではありません。
部品の入荷などが極端に遅い職場や部署に勤めている
これも製造業をやっているとよくありましたね。
今日入ってくる予定の部品が入ってこず、仕事にならないとか
休み明け納期の商品のパーツが週末にならないと入ってこないから、休みは仕事をしなければならない
など、段取りなどが極端に悪い部署などに当たってしまうとお盆やGW、正月なども一部出勤という形になってしまうことは珍しくありません。
お盆でも需要がある業種
これはお盆でも需要がある業種の場合は、当然ながら仕事になる可能性もあります。また、需要の種類によっては今すぐに需要を満たさなければいけないものもあります。
そう、例えば修理関係などですね。
空調の設備関係の会社などは1年中忙しく、おまけに最低限の人員しかいないというブラック極まりないものだと友人が話していたことは覚えています。
友人はその会社の係長なのですが、そもそも5人しかいないので係長などの管理職も何もあったものじゃない!!
とぼやいていたことは印象に残っていますね(^^;)
クーラーなどをはじめとする空調設備は年中使いますし、お盆や休みの間だけ壊れてくれないなどと言う都合の良い物ではありませんので、お盆や正月の間に壊れてしまった場合は緊急で修理に向かうということは珍しくないようです。
職場の空気でお盆などの休日でも出勤しなければいけない環境
これはよっぽどブラックな職場になってしまいますが、残業など特別しなくても良い状態にもかかわらず何となく残業したり、帰ればいいのに職場の雰囲気に流されてしまい何となく残っていた。
なんてことありませんか?
特に製造業などでフルタイムで働いていると良くありましたね。
その場合は交代勤務制などを敷いている職場だと、次の人に引継ぎして終わり。というスムーズな入れ替わりになりますが、朝8時から夕方の17時までやっている普通の会社だと、特に残る必要もないのに残っているという理解不能な状況にもしばしばなりますので、そういった場合は要注意です。
また、その延長線上として、当日にできなかった仕事は休日にやるという考えにもなってしまいますので、そういったなんとなくという風習が習い性になってしまっている職場は始末に負えません。
人数が極端に少ない会社は要注意
先ほどの設備関係の会社の話になってしまいますが、人数が極端に少なくて需要が絶えない業種の場合はかなり要注意とも言えます。
また、求人票などの自社アピールにアットホームな雰囲気というフレーズを使っている会社は要注意ですね。
最悪、休みがまともに取れないなんてこともありますので
ほとんど個人事業主でやっているような組織とは呼べない規模の会社になってくるとこういったことにもなりかねませんので、職場を選ぶにあたってはある程度会社の規模も大切かと思います。
少なくとも数えるほどの人数しかいない会社になってくると、経営者のワンマン会社に当たってしまうことも少なくなく、その会社の独自のルールとか意味不明な規則などを押し付けられたりもしますので(^^;)
主な理由については以上になりますが、これ以外にも考えられる理由についてはいくつでもありそうですね。
次はお盆休みが最初からない業種について解説していきたいと思います。
お盆休みが最初から無い業種とは?
お盆休みが最初からない業種とはどんな業種なんでしょうか。
以下に、世間がお盆休みでも休みなどとは無縁の業種をピックアップしてみました。
考えられるだけでもこれだけありますが、本当に探すとキリがなくいくらでも見つかりますね😅
公務員(警察・消防・自衛隊)
お盆の時だけ犯罪や事件は起こらないなんてことはありませんし、国家間同士の戦争などと言う状況になればもはや休みだなどと言ってられませんので、公務員の中でも基本的にこれらの職種はお盆はないと言っていいでしょうね。
救急車などは消防署の管轄ですし、お盆や休みの時だけ病人やけが人が出ないなんてこともありませんし、こういうお盆やGW(ゴールデンウィーク)時に限って妙に忙しかったりもしますね(^^;)
銀行業界
銀行業界も基本的に土日、祝日以外は営業していますので、お盆などの休みは適用されません。平日お盆休みでも銀行などが営業しているのはその為ですね。
休みなのになんで?
と不思議に思った人もいるかもしれませんが、お盆などでも平日が入っていると基本的に銀行は仕事になってしまいますので
観光業界
こちらも一般市民の為にある業種なので、基本的に休みは普通の仕事と比べると少ないか、休みのタイミングがずれる傾向にあります。
主に世間一般が休みの日は観光業界は稼ぎ時ですからね(^^;)
観光業界に従事しているもしくは仕事としてやっていきたいと思う人はあらかじめ覚悟しておく必要があります。
旅行関係
近年、海外旅行などが人気を集めており、一般市民が海外旅行を楽しむ期間といえばお盆は格好のターゲットになります。
基本的にサービス業ですので、一般市民が旅行を満喫するお盆などの長期休暇においては休みはほとんどないと言っても過言ではないでしょう。
アパレル業界
服飾雑貨に代表されるアパレル業界などもお盆時は休みがありません。
当たり前ですが、お盆にショッピングモールやショッピングセンターなどで買い物に行ったときは洋服屋さんなどのアパレルショップは必ずやっていますので、
アパレル業界に勤めている場合もお盆には休みがないというのは、ある種の宿命のようなものかもしれません。
放送・新聞・出版関係
テレビやラジオなどの放送関係や新聞、広告、雑誌、漫画などの出版関係も当然のごとく休みはありません。
お盆の特番や年末、正月の特番などテレビでしょっちゅう放送していますね。当たり前ですが、彼らは一般市民を楽しませるために仕事をしているわけですから、そんな彼らと同じ日に休めるはずもありません。
新聞などは一部休みを取ったりもしていますが、基本的に日々新聞に掲載するために取材などのネタ探しや編集に明け暮れていますので、当然ながら彼らにも世間一般的な長期休暇などはありません。
雑誌や、漫画、小説などの出版関係も同様で、特に漫画家や小説家などは年間の休みなど全く関係なく締め切りに追われていますので、
成功すればそれなりの報酬をもらえる半面、その対価は一般市民が支払うものの何倍にもなっていることでしょう。
輸送・運送会社
輸送や運送関係の会社なども流通業の一端を担っており、
日々店頭に並べられる商品を日本中に滞りなく流通させなければなりませんので、その激務に比例して休みなどはほとんどないといってもいいかもしれません。
ネット通販関係
Amazonや楽天市場などに代表されるネット通販関係も、今やパソコン一つでいつでもどこでも注文できる時代ですよね。
ネット通販業務従事者はそのニーズに応えなくてはいけませんので、彼らには当然ながら正月もお盆もありません(^^;)
私たちの需要の増加の背景にはそういったネット通販事業従事者の涙ぐましい努力と苦労の跡に成り立っているわけですね。
病院・医療
こちらも当然ながら休ませてもらえません。人は1年中時期など関係なく体調が悪くなったりします。それはお盆や正月でも例外ではありませんね。
患者が「体調が悪くなったから対応してほしい」と病院に駆け込んだり救急車に通報しても
「今日は休みなので」
なんてことは無いので、当然がながら救急車を始め医療機関である病院は対応しなくてはなりません。
また、入院患者なども多数抱えている病院ではいつ何時患者の容体が悪化したりするのか分かりませんので、その場合にも医師や看護師といった医療従事者は対応しなければいけませんので
彼らが休めるか休めないかは患者次第ということになりますね。
介護業界
こちらも同じく。先ほどの医療関係と同様に、介護を必要としている高齢者はお盆正月など関係なく存在していますので、誰かが彼らの面倒を見なければなりません。
こちらも施設によっては24時間付きっきりで介護をしなければいけないので、当然ながら休むことはできません。
葬儀業界
葬儀関係などはある意味では医療機関や、介護業界以上に多忙な業種になります。
医療や介護と同じことですが、人は1年中365日誰かは亡くなっていますね。誰かが亡くなるにつれてその為の葬儀の段取りなどをする必要があり、葬儀業界に勤める人はその対応に日々追われているのは有名な話です。
また、葬儀業界はそのあまりに多忙な現状で人の入れ替わりがかなり頻繁に行われており、葬儀業界に勤めていた知人などから話を聞くと
「狂っている」
と言われるほどに休む暇もない業種なので、当然ですがお盆などあろうはずもありません。
ちなみに葬儀業界では8時に出勤して家に帰れるのは最低でも日付が変わるまで
最悪、翌朝の4時くらいまで帰れなかった日もあるそうです。
お寺関係
葬儀業界と並行して、葬儀や法事を執り行うお寺関係などもお盆の時期には休める人とそうでない人の差が激しいですね。
お寺関係などは普通の仕事の範疇には入らないので、当然といえば当然かもしれませんが
交通・船舶・航空業界
バスや、電車などの公共交通機関やフェリーなどの船舶、飛行機などの航空業界も人間が生活していくためには必要なものですので、お盆や正月関係なく仕事になります。
居酒屋・飲食店
これはわざわざ言うまでもありませんが、居酒屋や飲食店などもお盆の時期に関わらずほぼ1年中営業していますね。
年末や正月になると一部の期間は休業と言うのも珍しくありませんが、お盆の時期に休んでいる居酒屋や飲食店などはそもそも聞いたことがないくらい多忙な業種になります。
家電量販店
家電量販店なども一般社会が休みの日は稼ぎ時になりますし、消費者である一般市民がお店に集中する時期でもありますので、当然ながらこういった仕事をしていると自然とお盆休みなどは無くなってしまいますね。
スーパーなどの販売店
こちらも当然ですが、スーパーなどの食品を扱っている販売店などは人間が生活していくためには絶対に必要不可欠なものですので、休めるはずもありません。
またこれらの食品を滞りなくスーパー各店に卸している業者なども多忙を極めることになります。
エネルギー・ライフライン関係
電気・ガス・水道などをはじめとするエネルギー・ライフライン関係の会社も休めません。そもそもこれらのものは市民が生活していくにあたっては食品などと同様に絶対に必要なものです。
24時間常に稼働しており、生活を営む上では休日などは基本的にありませんし、突然辞めるということもできない業種ですので、お盆や正月休みなどはほとんど取れないといってもいいでしょう。
修理業界
前述しましたが、修理業界も修理案件の立て込み具合によっては休みが取れない場合もあります。
また、市民の生活に必要な対象の修理がかさむほど、
不断なら休めたはずの日に休みが取れないなんてことも珍しくはないでしょう。
とりわけ空調の修理や設備サービスの会社などはお盆などの猛暑日にクーラーが壊れようものなら、出勤しなければいけないほど多忙な業界だと聞きます。
スポーツ・アスリート
スポーツ業界やサッカーや野球の選手に始まるアスリートなどもお盆などの休日に試合が杯言っている場合もあり、お盆休みなどは基本的にないと言っていいでしょう。
しかし、彼らはその対価として普通の職業では得ることができない莫大な報酬を受け取っているのでお盆や正月など一般的な公休が無い対価などはしっかり受け取っていますね(^^;)
主婦
これは業種では無いかもしれませんが、家庭の中で主婦に従事している人もお盆休みはあるようであってないようなものですね。
お子さんの面倒やお盆休みを利用して帰省してくる親戚一同の対応や姑などの面倒も見なければいけないので、ある意味では一番疲れるかもしれません(^^;)
自営業
自営業なども自分で仕事ができる代わりに、いつ休みを取るかはすべて自分次第になります。また、自営業の内容によってはお盆やGW(ゴールデンウィーク)などの長期休暇に休めない場合もありますので、その辺りの覚悟を背負っていかなければいけないというデメリットもあります。
また、自営業における結果についての責任は全て自分で負わなければならないという会社員とは一線を画酢店などもありますので、起業する場合はそれなりの覚悟が必要なので気の休まるときがなかなか無いかもしれませんね。
まとめ
【お盆休みがない会社ってある?休めない理由や最初からない業種とは】
の内容については以上になります。
お盆に休めない業種としていくつかの業種とその理由について解説していきましたが、如何だったでしょうか。
結論としましては
デメリットの無い職業などは一切ありません。またどういった仕事を選ぶのかや今の仕事に対してどうやって折り合いをつけていくかについては全てあなた次第になります。
今の仕事に不満などを持っている場合は、思い切って行動に移すなどするか
お盆の時期などに休めないと分かっている仕事に就いては選ばないなどの対策ができますし、
また自分にとっての価値基準など仕事を選ぶ理由は千差万別ですが、しっかりとご自身と向き合って自分がやってみたいと思う仕事に就いてみてはどうでしょうか。