突然ですが、質問します。
貴方は大学の卒業式に親を呼びますか?
もしくは過去に大学の卒業式に親が出席しましたか?
私の場合は小学校も中学校も高校も大学も親は一切卒業式に出席はしませんでした。親の方も忙しかったのもあるし、「卒業式くらい一人で行きなさい」と言われた記憶がありましたね。
入学式などは一部出席した記憶がありますが、卒業式などはさすがにちょっと(^^;)
と思ってしまうかもしれません。
親が卒業式に出る。写真のような光景を想像すると「恥ずかしいから来なくていい」と、きっぱりと断りますね。
こう言うと何で????(´・ω・`)と思う人もいると思いますが、それについては追々説明していきたいと思います。
大学における卒業式での親の出席はかえってマイナス評価を受けやすい
大学生ともなれば今までのようにはいきません。4年制大学の時は卒業時は21歳から22歳くらいになっているはず。
21~22歳ともなれば立派な大人です。
これから社会に巣立つというのに親を卒業式に同席させていると、周囲からはかえってマイナスの評価を受ける場合があります。
・いい歳して親にべったりなんて
・俺(私)だったら気持ち悪いから絶対拒否する
・これから社会に出て働くというのに
・いつまでも親に依存してて情けない
・自分だったら絶対にありえない
・あいつは周りからどういう風に見えているのか考えてないの?
などと思われている可能性大です。
絶対ではありませんが、皆育った環境が違うし、1人暮らしなどは生活面で親に頼っていない人も多いので大学の卒業式になると余計にそう映ってしまうんですね。
女性なら親の同伴も致し方ない気もしますが、これが男となるとやっぱりマイナス評価を受けてしまう可能性大は否めません。
私も大学の卒業式に親が出席していたのを目の当たりにしたときに
「えっ!?大学の卒業式って親も出席するもんなの(゚Д゚;)」なんて普通に思ったりしました。残念ながら今でも違和感として残っています。
大学生はもう十分な大人であり、そんな大人が親を卒業式に出席させている時点で普通に違和感が物凄い。
男性から女性陣を見る分には特に問題ないと思いますが、男性が親を同伴させている男性を見たり、女性が親を同伴させている男性を見ると果たしてどういうふうに映るでしょうか?
自立心が求められる昨今、少なくともプラスには働かないと思います。いや、むしろマイナスに働く傾向が強いですね。
特に男に関しては、頼りないという部分を演出させてしまう場合があるので、ましてや彼女に親とべったりなことなど教えることはしないようにしましょう。
これに関しては完全に他人からの評価なので、卒業時に知り合いや友達が多ければ多いほどあなたへの評価は千差万別となります。
何も感じない人もいると思いますが、学生生活をほぼ奨学金で乗り切り、親の援助を全くと言っていいほど受けていない学生も一定数存在します。
そんな彼らからすれば、卒業式に親を出席させる思考回路そのものが理解しがたいものであることもまた事実。
この辺りは生きてきた環境そのものが違うので、意見は大きく分かれると思います。
基本的にこれから社会に出て自立していくという流れなので、必要以上に親を関わらせることはあまりおすすめはしないでしょう。
大学の卒業式に親を呼ぶなら、べったりした姿を見せない
それでも、どうしても卒業式に参加したい親もいるでしょう。
また、卒業するあなた自身も親を卒業式に出席してもらいたい。
そして、立派に大学を卒業して社会へと巣立っていく姿を、成長した姿を見て欲しい。こういった欲求は誰しも潜在的に持っているかと思います。
確かに両親に卒業式に出席してほしいという気持ちも分かります。卒業式も人生では一度限りのイベントですので、どうせなら後悔だけはしたくないですよね。
もし、私がどうしても大学の卒業式に親に出席してもらいたいという強い願望があるなら、そういった時は普通に呼ぶと思います
(当時の私は、親の手を煩わせるのも申しわけないと思っていたし、親の方も卒業式など参加したいとは欠片も言わなかったので)
結局一度きりの人生なので、後悔するというパターンは本末転倒なので、その場合は全然呼んでもいいかと思います。
ですが、呼ぶにしても最低限ルールを決めて出席を呼びかけたほうがいいかもしれません。
・あんまりべたべたしすぎない
先にも述べましたが、あんまり親にべったりだと自立していないということをわざわざ相手に教えるようなものですので、卒業式の場では避けるべきでしょう。
また、公共の場でもあるので、ある程度の節度は守るべきです。
・わざわざ友達に紹介しない
卒業式の場で親を紹介するというパターンもあると思いますが、友達の立場からすると今後会うかどうかも分からない人間を紹介されても困る。
というのが本音。それは親も同じです。また、数年後に会う機会があるかもしれませんがほとんど覚えていないでしょう。
・卒業式が済んだら、なるべく早めに切り上げるようにする
大学の卒業式が行われるのは大抵平日になります。平日は一般人は仕事をしていたりするので、卒業式に出席する親は大抵は仕事を休んで出席していますから
その辺りも踏まえて、卒業式が済んだらなるべく親に早めに楽になってもらったほうがいいです。時間という命の一部を使ってもらっているので「ありがとう」という言葉を贈るのもいいですね。
大学の卒業式に親を出席させるかは結局は自由
結局のところ、どれだけ説明しても大学の卒業式に親を呼ぶか呼ばないかは貴方の自由となります。
卒業式も人生の一大イベントと言えば一大イベントなので、親を出席させたい強い願望がある場合は是非とも出席していただきましょう。
結婚式などのイベントは親は出席するのは当然ですが、卒業式に親が出席となると、まだまだ世間一般の認識としてはほとんど定着していません。
最終的にはあなた自身がどういった卒業式を過ごしたいのか?
それにかかっているので、親が本当に嫌で卒業式になんて来るなんて絶対に嫌だという卒業生もいれば、真逆の発想の卒業生もいるので難しい問題ですが
わざわざ親と仲の良い姿を周囲に見せる必要もありませんので、その辺りは常識的な行動を心がければいいと思います。
親が卒業式に出席するにしてもしないにしても、多額の費用と時間をかけて大学まで卒業させてもらったので最後に「ありがとう」という感謝の言葉は贈ってもバチは足らないかもしれません。
それでは、人生を振り返ってあなたにとって後悔のない最良の卒業式になるようお祈りしています。