スポンサードリンク

ウミウシと聞くと、あまりご存知の無い人も多いと思いますが、その外見は陸上のナメクジと違って非常にきらびやかで美しい外見をしていると愛好家からは評判の生き物です。

ウミウシは後鰓類(こうさいるい)と呼ばれている軟体動物の一種で、貝殻の方は縮んで退化しており、外側からは見えない身体の下や内側にわずかに残っているだけとされています。

ウミウシは基本的に外見上、貝殻が残っていない種と定義されており、外見が似ていても貝殻が残っている場合はウミウシとは定義されないとされています。

外見上は非常にカラフルで華やかなウミウシですが、ウミウシのカラーバリエーションは非常に多岐にわたります。

ウミウシはウミウシ同士で共食いなどを行う種もあり、またエビなどの甲殻類を捕食する種、魚を捕食する種や、貝類などを捕食する種など幅広い餌を食べる生き物ですが、一部の主では対象となる餌を限定して暮らしている種もあり、その実態がイマイチ掴めていません。

ウミウシは、外見が美しいので飼育してみたいという愛好家が非常に多いウミウシですが、以外にもウミウシの生育環境を整えるのは難しく、海洋生物でありながら餌が限定されている種も多く、一般的な魚などと比べると飼育は容易ではありません。

 

ウミウシも元々は貝殻を持っており、何らかの事情でナメクジ化した生物ですが、陸上のナメクジと違って非常にデリケートな生き物でも知られていますね。

ウミウシの外見は様々な色の種がおり、如何にも毒を内包していそうなウミウシもいます。クラゲと同じように触ると刺されそうな感じがしますが、その辺りはどうなっているんでしょうか。

またウミウシの外見が某人気ポケットモンスターのあのキャラクターに似ていると話題性にもなっていますが、確かにそう見えなくもありませんね。

 

生物学上毒がある生き物は外見がやたらにカラフルで、毒を持っているということを主張するところがあると言われています。ヘビや毒を持つカエルなどはその最たるもので、実際彼らは人間を軽く殺せるほどの毒を持っていますが、ウミウシの方はどうなんでしょうか。

ウミウシも美しい外見ですがいかにも毒を持っていそうな感じですが、果たしてウミウシには毒があるんでしょうか?

ウミウシが毒を保有しているかどうかや、毒性及び食用にも転用できるかについても調べました。またクラゲと同じく触っても問題ないかなどの接触における注意点や情報もまとめましたので、ウミウシの生態について気になる方は最後までお付き合いいただければと思います。

スポンサードリンク

ウミウシには毒がある?

本記事のテーマの核になりますが、ウミウシには毒があるんでしょうか?

 

毒は普通にあります(笑)

 

但し、毒はハブやコブラなどの毒蛇のように最初から持ち合わせているわけではありません。また、襲われた際に外敵を攻撃するための手段でもありません。

ウミウシは、餌の中でも毒を持っている餌を食べていくにつれて、身体の中に有毒成分が溜まっていって、結果的に毒を内包するようになっただけです。

これについてはお魚のフグと同じですね。

フグもそれまでの生存によって食べてきた餌に含まれている毒素が積もりに積もって現在のような猛毒を形成するに至りましたが、ウミウシもこれと同じプロセスで毒を蓄積しています。

しかし、ウミウシはフグとは少し違う点があります。

フグはその種類にかかわらず猛毒を共通して保持していますが、ウミウシに至っては種類や個体によっては毒を持っていない場合があるというのです。

ちなみに種類によっては全く無毒なウミウシもいます。

この辺りが厄介で、目の前にウミウシがいたとして、果たしてこのウミウシが毒を持っている種類なのか、毒を持っていない種類なのか素人目では全く分かりませんよね(^^;)

ウミウシには一般的に毒があると言われていますし、そんなウミウシを食べようと考える人はあまりいないと思いますが、毒があるのかないのか分かりにくく、ある意味では猛毒を持つと言われているフグよりも厄介かもしれません。

 

では、次にウミウシの毒の内容や食用の有無などについて解説していきます。

スポンサードリンク

ウミウシの毒性や食用の有無

ウミウシの毒性や食用の有無についてですが、

先ずウミウシはどういった種類の毒を持っているかについては、一部のウミウシにおいては【危険】と呼ばれていることから、少なくとも致死性の毒を持っている種もいると考えられます。

フグ毒であるテトロドトキシンほどの強力な毒ではないにしろ、最悪人命にかかわる様な事態を引き起こす可能性もゼロではないという毒性を秘めている種もいるということです。

前述したとおり、種類によっては毒が全くない種もいれば正反対の種もいます。

毒蛇や毒カエルなどを例にしてみると分かりやすいですが、

 

毒を持っている生物と言うのは、ほぼ共通してカラフルな色やひときわ目を引く煌びやかな体色を持っています。

 

ウミウシの思わず見惚れてしまうような色合いは、毒を持っているというある種の警告のようなものだと考えてもらうといいかもしれません。

また、ウミウシの食用の有無についてですが、

基本的には食用に適しておらず、一般的にはほとんど食用にされません。

但し、全くのゼロではないらしく一部のウミウシは食用も可能なようです。

 

実際、過去に昭和天皇がウミウシを食べた記録があるらしく、昭和天皇の専門分野は海洋学、昭和天皇は海洋学者だったので

「研究の一環として」

ウミウシを調理して食べたとされています。

 

味の方は「コリコリしているが、硬くて噛みきれない」とコメントを残していますね。当時そのコメントを残す場に追従していた官僚が「コレを3回もお召し上がりになったのだから、恐れ入る」と追加でコメントしていたようです(笑)

  • 上述のように通常食用には適さないが、昭和天皇が海洋生物学者として食してみたことがある。「研究のためだからね」といって甘辛く煮付けて食べており、「煮るとこんなに小さくなる」と指で輪を作って笑っていたという。肝心の味のほうだが、当時の侍従長入江相政によると「味が無いしこりこりして噛み切れない。それを三度もお召し上がりになったのだから…」と恐れ入った様子で回想している[1]。探偵ナイトスクープ「ウミウシで名物料理」(1998年7月24日放送分)ウミウシで美味しい料理ができるかどうか調べて欲しい、という依頼内容を扱ったTVバラエティ番組。担当は間寛平探偵。番組では「ウミウシ」と称しているが、実際にはアメフラシ。身は臭みが強く、美味しいとはいえなかったが、アメフラシが分泌する紫色の汁は、フルーツカクテルにすることで美味しいデザートに変身した。   ※引用元 Wikipedia

    などなど、ウィキペディアに残されている記録にはしっかりと食用にも使えるみたいですね(^^;)

    ただこれを機に他でも食用としているかについては不明ですが、次はウミウシに接触する際の注意点をご紹介していきますね。

ウミウシに接触する際の注意点

ウミウシに接触する際の注意点としては、

前述した毒性についても抵触いたしますが、ウミウシはハブなどの毒蛇のように好戦的でも積極的に毒を振りまくわけでもありませんが、毒針のようなものを体表に備えています。

ウミウシは毒を持つ刺胞動物食べることによってその刺胞毒を体内に蓄えて、外敵から身を守るために使うと言われています。

ウミウシは刺胞毒を背中の突起部分に保存して身を守る武器として使用しているそうです。

まるで毒を盗んで使っているような印象など、刺胞毒を盗んで使っているような姿から

『盗刺胞』と呼ばれています。

 

ウミウシの大部分の種は背中に毒針を持っていると言われていますが、沖などの海洋のウミウシとされており、浅瀬など海岸付近に生息するウミウシなどはほとんど毒を持っていないとされています。

磯遊びなどで見られるウミウシは比較的安全な種が多いと言われていますが、万が一のことを考えて素手で触るような行為は控えましょうね。

最低でも軍手着用で、可能であればマリンスポーツ専用の手袋を着用しましょう。

 

さいごに

【ウミウシには毒がある?毒性や食用の有無、接触する際の注意点など】

の内容については以上になります。

 

外見が美しい、一際目を引く外見を持っている動物には大体総じて毒がある。

ウミウシもその例にもれませんが、全てのウミウシが毒を持っているのかは分からないので、その辺りの見極めはしっかり調べてからにしたほうが良さそうです。

また、食用にもほとんど適していないとのことですが、ウミウシ料理なども一部では存在するようなので、普段あまり食べない生き物だからこそ尚更興味を惹かれるのでしょうか(^^;)

 

昭和天皇も食されていたという点には素直に驚きですが、普通に生活をする分には縁がなさそうな生き物ですね。

ウミウシは磯遊びや海水浴などでは岩礁などの岩場で頻繁に見かける海洋生物ですが、不用意に触ると思わぬ怪我をする原因にもなりますので、私も子供の頃によく海で怪我をしましたが、最低でも予防策として手袋着用は徹底するようにしましょう。

スポンサードリンク