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七夕でそうめんを食べるということについて初めて聞いたと思う人もかなりいると思います。

しかし、七夕でそうめんを食べるようになった理由や由来は平安時代まで遡り、そうめんを食べるようになった理由もしっかりと根拠に基づくものだそうです。

 

またそうめんは日本固有のものだと思っている人も少なからずいると思いますが、

その実は諸外国から伝来し、国によってもそうめんを七夕で食べる理由や風習も異なるみたいですね。

また、七夕というイベント自体も日本固有のものではなく、諸外国にも愛されているイベントだということも分かり、日本と諸外国それぞれの七夕でのそうめんの違いについてもまとめてみました。

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七夕でのそうめんの由来とは?

七夕でのそうめんの由来について

七夕でのそうめんの歴史は今をさかのぼること平安時代まで遡るようです。

また、そうめんは日本発祥の食べ物ではなく、元をたどれば索餅(さくへい)という

中国ではそうめんは索餅(さくへい)という小麦粉と米粉を塩と水で練った縄上にしたものがそうめんの起源だと言われています。

日本で索餅(さくへい)という食べ物が持ち込まれ、その後日本独自の技術でより美味しく食べやすく改良されたものが現在の私たちが食べているそうめんなのです。

七夕でそうめんを食べる意味とは?

七夕でそうめんを食べる意味としては、索餅(さくへい)というそうめんの原型を食べるようになった平安時代には無病息災を願うという意味でそうめんを食べていました。

索餅(さくへい)を食べれば病気になりにくい、天寿をまっとうすることができるという伝説があったのですね。

そうめん自体は小麦粉や米粉を加工した麺類の一つに過ぎませんし、そうめんそのものにはそれほど栄養があるわけでもありません。

しかし、当時の人々にとっては米に変わる食料でもあったようで無病息災というゲン担ぎ的なものや由緒正しい理由もあって大変重宝されたようです。

中国の故事にも「7月7日に索餅(さくへい)を供えると無病息災が叶えられると言われている」という記述があるほどで、そこに目を付けた当時の平安時代の儀式や祭事を執り行う宮内が導入したのが始まりだそうです。

それだけ平安時代は疫病の脅威が大変恐れられており、身分制度の高い人々でも天寿をまっとうすることは困難だったようですね。

また、当時は神仏などに対する認識度も現代と違って高いと思われるので、儀式や祭事に対する重要性も遥かに高かったそうです。

なので、七夕をはじめとする儀式や祭事では「無病息災」が声高に叫ばれていたのでしょう。

7月7日にそうめんを食べる風習もそうした平安時代から受け継がれてきた伝統が一部廃れて、一部残って現代社会まで至った結果のようですね。

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日本ではどの地域でそうめんが食べられている?

そうして平安時代に中国から日本へ伝来した索餅(さくへい)ですが、現在は日本のどういった地域でそうめんが食べられているんでしょうか?

 

日本で七夕である7月7日にそうめんを食べている記録や伝統がしっかり残っている地域が一つだけあります。

 

それは宮城県の仙台市です。

政令指定都市にも数えられ、日本でも有数の都市である仙台の地にそういった風習が今も残されていたとは意外ですね。

仙台及びその周辺に住む人々にとっては7月7日の七夕にそうめんを食べるということは常識のようなものみたいです。また、なぜそうめんを食べているかという由来や理由についてもご高齢の方であれば難なく答えてくれそうですね。

日本の仙台以外にそうめんを食べている風習が残っている地域はあるのか?

日本では七夕でそうめんを食べる地域としては仙台が有名ですが、それ以外の地域でそうめんを食べる風習は残っているかと言うと

色々調べてみましたが、残念ながら仙台以外ではそうめんを食べる風習はほとんど残っていないようです。

日本全ての地域を事細かに探して全くゼロということもないとは思いますが、主だった地域は仙台くらいでしょう。

でも、もしかするとあなたがお住まいの都道府県の一部の地域ではそういった風習が残っているかもしれませんね。

例えそうめんではなくとも、それ以外のものを食べる風習などは日本全国を探せば普通にありそうですが。

 

外国の七夕でのそうめんとは?

外国でも七夕というイベントは国民が湧きたつイベントの一つのようです。

また今回のテーマであるそうめんは諸外国では七夕ではどのように扱われているのでしょうか。

外国でそうめんと言えば中国

中国では索餅(さくへい)というオリジナルのそうめんの原型が生まれたこともあって、そうめんに対する無病息災を願う風習や習慣が日本以上に強く根付いています。

また、中国では乞巧奠(きこうでん)という中国発祥の祭事があります。

この乞巧奠(きこうでん)は一部日本の宮内の行事でも執り行われていますが、

もともとは中国から始まったな七夕行事の一つでした。

当時盛んに行われていた織物技術などの向上を願う意味でそうめんの形状や見た目が織物の素材である白糸に酷似していたことから、

そうめんと乞巧奠(きこうでん)の結びつきが強くなっていったようです。

また、韓国や台湾、ベトナムなどの諸外国でもそうめんは伝わっているそうですが、七夕でそうめんが強調される国は日本と中国が主流のようですね。

 

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さいごに

七夕でのそうめんの由来とは?意味など地域、国ごとの違いについて

の内容は以上になります。

 

そうめんは中国から伝来したもの。

そうめんは無病息災を願う食べ物。

 

本当に調べてみると普段の私たちの生活だけでは知り得ることがない事実が分かってきますね。

そうめんは無病息災を願う由緒正しき食べ物ということですので、病弱な家族や子供がいるのであれば、一度7月7日の七夕の日に無病息災を願う意味でそうめんを食べてみるのも面白いかもしれませんよ(^^

 

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