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お月見をするうえで絶対に欠かせないものと言えば月見団子ではないでしょうか。

とりわけ月見団子を用意してお月見をするとなると、月見団子の由来と意味などはある程度知っておかなければなりませんね。

また、月見団子を使ってお花見をする場合も月見団子のお供え方法などで頭を悩ますこともあるかもしれません。

月見は8月と9月に行われますが、本格的な月見を行うのであれば月見団子の数などもネックになってきます。

 

本記事内容としては

月見団子の由来と意味

月見団子と十五夜との関係やお供え方法について解説していきたいと思います。

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月見団子の由来と意味は?

※掲載元URL http://www2.ybs.jp/

月見団子の由来と意味としては、そもそもお月見が今年及び来年の作物収穫の豊穣祈願を願って行われるものです。

月見団子はその豊穣祈願を願うために団子を満月に見立ててお月様に献上するという意味で作られました。

また、月見団子は満月に見立てて作られているという理由から、お月様を愛でながら月見団子を食べて来年の五穀豊穣を願おうという意味もあるそうです。

 

十五夜との関係とは?

※掲載元URL http://www.i-nekko.jp/

十五夜との関係ですが、十五夜は一番最初に訪れるお月見であり、一般的には八月の十五夜と呼ばれています。

お月見が世の中に広まった頃が江戸時代前期頃でした。

しかし、十五夜に月見団子をお供えするという習慣はお月見が広まった初期にはまだありませんでした。

十五夜には月見団子ではなく里芋を使っていた?

お月見が広まった当初は庶民の間では月見団子を作ってお供えするといった習慣はありませんでした。

それでは月見団子の代わりに何を用いていたのかというと

 

里芋を使っていたという記録があります。

 

江戸時代前期のお月見が俗世に広まった頃には月見団子をお供えしたという記録は残っておおらず、里芋を十五夜の夜に食べていたという記録が残っています。

また、お月見の十五夜の夜は里芋を食べて夜遅くまで月を愛でながら語り合ってもいたようです。

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月見団子の数やお供え方法について

※掲載元URL https://matome.naver.jp

月見団子の数やお供え方法についてですが、月見団子は8月と9月によってお供えする団子の数も異なってきます。基本的には

8月の十五夜であれば団子の数は15個

9月の十三夜であれば団子の数は13個

となります。

また、1年間の満月の数に合わせて12個にする場合もあります。十五夜であれば十の桁を省いて一の桁である五個にする場合もあります。十三夜であれば3個になります。

月見団子の一般的な並べ方を解説

月見団子の並べ方とお供え方について解説していきたいと思います。

月見団子が15個の場合は?

15個の場合は3段まで団子を積み重ねます。

一段目9個(3個×3個)

二段目4個(2個×2個)

三段目2個

となります。

この時に三段目の2個についてですが、正面から見て縦方向に2個並べてください。お月見の神事においては正面から縦方向に並べることが仏事となるようです。

月見団子が13個、12個、5個の場合は?

13個の場合は?

1段目に月見団子を9個(3個×3個)並べて、二段目に4個(2個×2個)並べます。

 

12個の場合は?

1段目に月見団子を9個(3個×3個)並べて、2段目に3個を並べます。この時3個の並べ方は特段決まっていませんが、なるべく見栄えの良い配置にしましょう。

5個の場合は?

1段目に月見団子を4個(2個×2個)を並べて、残り1個を1段目の中央に配置します。

 

月見団子の並べ方は以上になります。

続いて月見団子をお供えする器というか祭壇について触れていきたいと思います。

月見団子をお供えする道具は何を使えばいい?

月見団子をお供えする道具として、先ずは月見団子を盛り付ける器が必要ですね。

月見団子をお供えする一般的なお月見で用いられるものは三方(さんぽう)と呼ばれています。三方は折敷に台がついたお供え用の器であり、仏事などで頻繁に用いられます。上の画像の神棚のような木彫りの器がそれに当たりますが、お月見に限らず様々な祭り事などで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 

一般的にはこの三方に白い紙を添えて月見団子をお供えします。

三方は仏事や神事でお供えする際に使う器で、神事では白木の木で作られた三方を使います。仏事では主に表面を塗装された加工された三方が用いられており、仏事で使う三方は「三宝」と表されます。

三方がない場合はどうすればいい?

三方がない場合は購入するしかありませんが、それほど値が張るものではありません。また、三方を用意する必要性を感じなければお盆やお皿などに月見団子を盛り付けても問題ありません。

また、下敷きとして使う白い紙は、書道で使う半紙、天ぷらの敷紙、またはコピー用紙などでも問題ありません。

紙の端を四辺三方から垂らす方法と、どちらか一片の2辺を垂らす方法などを使って月見団子を盛り付けていきましょう。

月見団子をお供えする位置はどこにすればいい?

月見団子をお供えする位置及び配置は何処にすればいいということですが

なるべくお月見様から見える場所にお供えします。

座敷などの床の間が最適ですが、家屋の構造上お月様が見える場所に配置できないのであれば二階などの見晴らしの良い場所でも問題りません。

しかし、日本古来の風習として左上位な考え方があるので、月見団子と他の野菜などと一緒に並べる際は

ススキなどの植物や自然物である野菜などは左側

人工物である月見団子は右側

 

に並べるようにしましょう。

その方が五穀豊穣や縁起などの面でも良いとされています。

 

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まとめ

【月見団子の由来と意味!十五夜との関係と団子の数やお供え方法を解説】

の内容としては以上になります。

如何だったでしょうか。

 

月見団子の並べ方や日本古来の考え方としては色々ありますね。

普段何気なく行われていることでもしっかりと意味や由来があるので、こういったことは普通に日常を送っているだけでは気づかないことかもしれません。

一般家庭では三方などを用いての本格的なお月見などを行っている家庭は少ないかもしれませんが、今年のお月見は本格的なお月見にしてやってみるのも面白いかもしれませんね。

 

では、以上になります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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