恵方巻きの意味や由来を簡単に説明するということですが、
学校の先生でもない限りはなかなか難しい注文ですね(^^;)
いや、むしろ学校の先生だと簡単に説明できないかもしれません。
ある程度成長した中学校、高校生に説明するなら多少は難しく説明する必要もありますが、年端のいかない子供向けに簡単に分かりやすく説明するには、保育園や幼稚園レベルにまで下げる必要があります。
一見簡単なようでこれもまた難しい、子供に説明するのもかなり難易度が高いです(^^;)
大人は大人の目線でしゃべることがほとんどなので、恵方巻きという概念自体が子供には少しハードルが高いかもしれませんが、
本記事の内容としては恵方巻きの由来と意味、歴史から始まり
小さな子供向けに分かりやすく簡単に説明する言い回しや方法まで紹介していきたいと思います。
では、先ずは恵方巻きの意味と由来について解説していきます。
恵方巻きの意味と由来
恵方巻きの由来と意味についてですが、
まず、恵方巻きの恵方という意味は「1年の中で大変縁起が良いとされている方角」という意味です。
そして、恵方巻を食べるにあたってはこの恵方をあらかじめ把握しておくことが大前提になります。
また、把握するだけではなく恵方巻を食べる際に、恵方の方角をしっかりと向きながら食べることも忘れてはなりません。
それに、恵方巻きには福徳という無病息災、学業成就、商売繁盛などの福を司る要素も一生に巻かれていると言われています。そして、きわめつけは恵方の方角にいるとされている歳徳神(としとくじん)と呼ばれる福徳を司る神様がいるということ。
恵方巻きの由来と意味を語るにはこの歳徳神という神様の存在は外せません。
また、恵方巻きの根源となっている恵方は毎年変わっていきますので、その年度ごとの恵方を把握しておきましょ。
恵方巻きの意味と由来については、恵方の方角を向いて食べて、恵方巻きの中に宿っているとされている福徳をその身に受入ながら、節分から始まる1年間の無病息災、商売繁盛、学業や人生で良い結果を願うという意味と由来が込められています。
また、恵方巻きは節分の日に食べるのが一番良いとされていますが、
恵方巻きをただ食べるのではなく、あらかじめその家に染みついている災厄を炒った大豆を撒くことによって浄化してから食べる方がとても縁起が良いと言われています。
節分で言う災厄とは鬼のことなのですが、この鬼は夜にやってくると言われているので、節分での豆まきはほぼ夕刻から夜間にかけて行われますね。
その後に恵方巻を食べるというのが習わしなので、恵方巻を食べる時間帯も自ずと夜ということになります。
ちなみに、絶対に節分の日に食べないといけないという決まりも、時間帯は夜に食べるようにという決まりもありませんので、その辺りは頑なにならずに「このようなものだ」と考えておいてもらえればと思います。
恵方巻きの歴史は?
恵方巻きの歴史としては、意外に浅いことが知られています。
恵方巻が世間一般に認知されたのは
ここ2,30年くらいの話なのです。
恵方巻きの歴史としては、起源がどこから始まったのか?というところからお話ししなければいけませんが、
恵方巻きの起源は関西、主に大阪市の此花区から起こったとされています。
諸説は様々ありますが、現在はこの説が最有力で、現時点での説を覆すほどの物証や史実は発見されていません。
恵方巻は元々関西地方の大阪で節分の日に太巻きを食べるという習慣が膨らんでいったもので、昭和40年代から恵方巻は大阪の一部の地域で食べられていたとされています。
その後、広島市のセブンイレブンにて、大阪で密かに行われていた恵方巻きを食べるという習慣が着目されました。
1989年には広島のセブンイレブンで、恵方巻きが大々的に売りに出されます。その時はまだ、恵方巻きの知名度は大したことはありませんでしたが、数年後西日本に向けて恵方巻きの販路を拡大。
2000年以降には恵方巻はセブンイレブン以外の大手コンビニチェーンも販売し始めて、急速に流通することになります。
その後、関西以外の主に関東が主流となる一部地域では恵方巻きを節分の日に食べるということに関して
「そんな習慣は聞いたこともない」
「なぜ、関西(大阪)の習慣をこちらも押し付けられなければならないのか」
といったブーイングが巻き起こりましたが、
2018年の時点では恵方巻はほぼ全国に広がり、恵方巻きを節分の日に食べるという習慣はある程度は定着しました。
恵方巻きの歴史についてまとめると以下のようになります。
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といった流れになります。
恵方巻は美味しいので基本的に恵方巻を食べるという習慣に異論はありませんが、家計に響くという声も上がっているので賛否両論は今現在でも残っているのが現状です。
恵方巻きの意味を簡単に子供向けに説明するには
では、本記事の趣旨でもある恵方巻きを子供にも分かりやすく伝えるポイントについて解説していきたいと思います。
まず最初に、重要な点は恵方巻はただの巻き寿司ではないと伝えることがポイントです。
子供が親に子供の頃に教えてもらったことは、案外大人になった後でも覚えているものですので。
親に言われたことは良いことでも悪いことでも、結構覚えています。特に後者は忘れたくても忘れられないくらい記憶に焼き付いていますが(^^;)
恵方巻きの意味について子供に教える際には
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以上の点を気を付ければいいと思います。
恵方巻きの意味を子供に伝える文言をご紹介
恵方巻きの意味を子供に伝える文言をご紹介します。
文言と難しい言葉を使いましたが、言い方ですね。
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といった感じに伝えると小さな子供にも入っていきやすいと思います。
間違っても
「恵方巻きの恵方の方角には福徳を司る歳徳神という神様が…」
なんて言い方では
???????????
になってしまいます。
自分が子供の立場だったら何を言っているのか分かりません(笑)
まとめ
【恵方巻きの意味を簡単に説明!由来や歴史を子供向けに分かりやすく】
の記事の内容としては以上になります。
如何だったでしょうか。
恵方巻について子供にも分かりやすく伝えるのはなかなか骨が折れるかもしれませんが、
日本の年間行事の意味について、しっかりと教えるのも大人としての親としての務めだと思いますので
子供に訊かれた場合は、大人としてある程度は応えられるようにしておくのも大切ですね。
では、以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。