鳩は世界的にも平和の象徴と言われているほどにポピュラーな鳥ですが、鳩ってそのほとんどが成長した親鳥しか見たことがありませんよね。
鳩の巣を見たことはあると思いますが、鳩の卵やヒナを見たことがあるという人はごくわずかだと思います。
それくらい鳥の卵やヒナなどを普段から目にする機会が少ないということですが、鳩そのものは日本中のどこでも見ることができますが、その卵やヒナなどは見たいと思っても簡単に見ることができません。
ですので、鳩の卵やヒナどりというものはどういった外観をしているのか興味をそそられますが、
鳩をはじめとする鳥類のほとんどがその習性に倣って外敵から身を守るために高い木の上や電柱の頂上などに巣を作ります。
極稀に鳩がマンションや家屋のベランダなどの高所に鳩が巣を作る場合がありますが、なかなかそうでもしない限りは鳩の巣の中を見る機会もありません。
しかし、マンションや家のベランダに巣を作られると非常に困ります。
だからと言って勝手に動かしたり、処分したりするとそれはそれで法律に触れる可能性もありますので、虫を退治するような感覚で取り組めない事案でもあります。
巣立つまで待てばよいと考えるかもしれませんが、鳩というのは人間の手で管理されているわけでもないので、かなり不衛生な部分も目立ちます。
また、糞尿をまき散らすので巣立つまで待てないという場合がほとんどです。
そういった場合にはどういった対応をすればよいのかという点や
鳩の生態について未知の部分も多いのでその辺りについても解説していきたいと思います。
鳩の卵ってどんな外観なの?
鳩の外観については今更説明するまでもないですね。
ですが、鳩の卵については見たことがない人がほとんどだと思います。
鳩の卵については言葉で説明するよりも見たほうが早いと思いますので、
鳩の卵の写真を用意しました。
ちなみに鳩の卵の外観はこんな感じです。
※掲載元URL http://yume-uranai.xyz
思ったよりも普通ですね(^^;)
何だか普通のニワトリの卵のようにも見えますね。
鳩は毎日のように見ていますが、鳩の卵を実際に見たことがある人って本当に少ないのではないでしょうか。
見た目は本当に鶏卵にしか見えませんし、何だかフライパンで目玉焼きにしても違和感ないような外観ですね。
但し、鳩の卵は鶏卵と違って雑菌だらけなので安易に食べようと考えない方が良いかもしれません(^^;)
間違っても卵かけごはんなどにはしない方がいいですね(^^;)
しかし、中国などでは野生の鳩は食用にされているので、しっかりと食べ方の注意点を把握すれば食用にも転用することはできるでしょう。
では、次は鳩の卵の孵化とヒナが誕生するまでの日数や季節と時期について解説していきたいと思います。
鳩の卵の孵化について!ヒナが誕生するまでの日数と季節や時期は?
鳩の卵を見たことがない人が多いように、ヒナを見たことがない人も同じくらい多いと思います。
ちなみに、私も直接は見たことはありませんが気になって調べてみると意外と親鳥との外観上のギャップがあります。
※掲載元URL http://taiken.in/hato
写真の鳥が鳩のヒナになります。
黄色い産毛が生えており、外観は決して美しい感じではありませんね。
醜いアヒルの子を連想させるような外観のヒナです。
鳩の卵が孵化するまでの過程と日数は?
鳩はほぼ1年中産卵が可能な鳥類です。
鳩は年間3,4回ほど卵を産みます。
一度に産む個数は2個ほどになります。
産んだ卵がヒナに変えるまでの日数は約17日から20日ほどになります。
鳩は繁殖力が旺盛で鳩の繁殖期は4月~7月。
極稀に秋にも産卵することがあります。
また、鳩は燕などの渡り鳥と違って、長距離を移動するような鳥ではなく、ほぼ一定の土地に棲みつく習性があります。
また、都市部などでは人間が度々餌付けなどをするので、クマや猪のように餌の確保にそれほど困らないので、比較的餌の安定供給ができて年間で最多で6,7回ほどの産卵が可能なようです。
鳩は卵をそれほど温めない鳥
普通は産卵すると鳥はヒナがかえるまで卵をひたすら温め続けますが、鳩の場合は例外かもしれません。
鳩は卵を全て産み終わってから温める習性がある鳥です。
ですので、最初に一個目を生んだ時点では卵を温めることはありません。
卵の一個目から二個目を産卵するまでには2日ほど間隔が空きます。
卵を2個ほど産んで、産卵が終わったら2個同時に温め始めます。こうすると、最初に産んだ一個目は大丈夫なのかと思いますが、鳩の卵は親鳥が温めるまでは休眠状態を維持します。
ちなみに
鳩の卵は産んでから最長で2週間ほどは休眠状態を維持できます。
ですので、親鳥による抱卵が開始されるまでは2週間以上の時間はかかりませんので、死んでしまうという確率は限りなく低いのです。
鳩のヒナが巣立っていくまでの日数は?
鳩のヒナは約17日~20日でかえりますが、おおむね鳩のヒナが巣立っていくまでの日数としては
約一か月くらい。30日前後で巣立っていきます。
あの状態のなんだか心もとないようなヒナがわずか一か月で巣立ち、飛べるようになるのは少しビックリですね(^^♪
鳩が家やマンションのベランダに巣や卵を産んだ場合の対処法とは?
※掲載元URL https://www.homes.co.jp
鳩はカラスなどその他の鳥と同じように樹の上や電柱などの高所に巣を作りますが、極稀に家やマンションのベランダや屋根などに巣を作る場合があります。
そこで困るのが、ベランダや屋根などに鳩が巣を作ってしまった場合ですね(^^;)
鳩の巣や卵の処分はどうすればいいの?勝手に処理しても大丈夫か?
前述したとおり野鳥などは糞尿をまき散らすなど不衛生な面も多いので、ベランダなどに巣を作られるのはあまり好ましいとは言えませんね。
糞尿をまき散らさないとしても、野鳥の鳴き声は近くで聞くとかなり五月蠅くて騒音にも勝ると劣らないものです。そんな中で巣立つまで待つのもかなりのストレスが伴いますね。
ですので、鳩の巣や卵の処分などを考える場合が多いと思います。
捨ててもいい?鳩の卵の処分の落とし穴が
その場合鳩の巣を移動させたり、処分をする人も少なからず出てると思いますが、
実は一般人が許可もなしに鳩の卵や鳩を傷つける行為、いわゆる処分するといった行動は
鳥獣保護法にて規制されています。
この場合、家の敷地内だからと言って届もなく処分したりすると鳥獣保護法に触れることになりますので、最悪処罰を受けることにもなりかねません。
ですので、安易に手を出すのは控えたほうがいいでしょう。
鳩の巣や卵を邪魔だとして移動させても問題ない?
処分とまではいかなくても、うるさいし糞尿をまき散らすので巣をどこか別の場所に移動させたい。
そう思うのはごく普通のことです。
鳩は野鳥に含まれているので、鳩を傷つけたり巣や卵を任意の場所に移動させるといった行動は鳥獣保護法に触れるためNGとなります。
めんどくさいからって鳩の巣を放置しておいても大丈夫?
鳩のヒナは通常生まれてから一か月で巣立っていきます。
巣立ってからなら鳩の巣を撤去することは問題ありませんが、めんどうなのでそのまま鳩の巣を放置しておくことは得策ではありません。
鳩は不衛生な鳥ですので、糞尿などを掃除することは勿論ですが、巣をそのままにしておくと次に新しい鳩が巣に棲みつくことも考えられますので、
鳩のヒナの巣立ちを確認して、鳩がしばらく巣を利用しなくなったことを確認した場合は撤去してしまいましょう。
対処に困った場合は役所や業者に連絡すればいいの?
鳩などが家やマンションのベランダや敷地内に巣を作ってしまったけど、どう対応してよいのか分からない場合は、役所に連絡しても良いですが
役所の場合は対応がどうしても遅いし、専門の業者を紹介されたりもしますので
鳩の駆除を専門とする業者に依頼したほうが手っ取り早いです。
鳥獣保護法に関しては業者が上手くやってくれますので、そういった面を気にしないで済みますし、面倒なことは業者に丸投げできますので
鳩の対処に困った場合は業者に依頼してしまいましょう。
鳩の巣作り防止のためのおすすめグッズをご紹介
なるべく業者に依頼したくないという人もいるでしょう。
業者に依頼するとなるとそれなりに費用がかかってしまいますので、なるべく費用をかけずに済ませたいという方は以下の鳩対策のグッズを用意するといいかと思いますので、おすすめグッズをいくつかご紹介していきたいと思います。
1.鳩よけネット
|
一番のおすすめは鳩が入ってこれないようにする防鳥ネットですね。
鳩以外にもカラスなどの鳥にも効果がありますので、一番の対策は鳩が入れなくするということに尽きると思います。
2.フン害防止マット
|
鳩の問題で常について回るのが糞尿の掃除になります。
鳥のフンはブラシで擦るだけではなかなか落ちづらいので、ベランダや屋根に糞尿が落ちるのを防止する目的で使うには最適なグッズになります。
以上に紹介したグッズは鳩が巣を作るのを防止するためのものですので、鳩が巣を作ってしまった場合は個人の判断では対応できなくなりますので、あらかじめ予防したい場合はこれらの対策を講じることがトラブル防止の一手に役立つことと思います。
まとめ
【鳩の卵の孵化!季節や時期、ベランダに巣を造った場合の対処や処分と放置のリスクなど】
の記事の内容としては以上になります。
如何だったでしょうか。
鳩は平和の象徴と呼ばれ、とても縁起が良い鳥ですが、身近過ぎる反面鳩が持ち込んでくるトラブルはカラスにも勝るとも劣りません。
かと言って、個人の判断で駆除もできないので、その辺りの事情を把握してあらかじめ鳩が巣を作らないような環境を整備していくことが重要ですね。
では、以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。