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熊は冬眠しない。一部ではこういった考えを抱いている人もいるかもしれません。

基本的に熊は冬眠を行います。春に目覚めて、毎日餌を探し求めて秋になると次の冬眠の為に熊は沢山食い溜めするようになります。

しかし、一部の熊は冬眠をしないと言われてもいますし、熊は全般的に冬眠する動物だとも言われていますね。

一体どちらが本当なのでしょうか。また、冬眠しない熊は冬の間にどうやって過ごしているのかも気になりますね。その場合、餌は?住む場所は?一日の行動パターンなども冬眠している熊と比較してどのようにくぁって行くのでしょうか。

熊の種類によっては熊は冬眠しないパターンや冬眠を行うパターンなどがあるということでしょうか。

本記事の内容としては熊の冬眠に関する事柄についていくつかまとめてみました。

熊は冬眠しない場合の要素として参考にしていただければ幸いです。

では、先ずは熊の冬眠の有無について解説していきたいと思います。

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熊は冬眠しない動物なのか?

先ずh、熊は冬眠しない動物なのか?ということについてですが、世間一般の認識では熊は冬眠しないなんてことはありませんよね。普通は熊は冬眠します。

しかし、厳密に言うと熊は冬眠するようでいて冬眠していない動物とも言えます。

その理由としては、

熟睡していないからです。

冬眠はしますが、完全に休眠状態にはならないのです。

外部からの音や刺激などによって容易に目覚めてしまいます。

 

そういったことから冬の真っ最中に冬眠から目覚めてしまって、冬ごもりをしていた場所から抜け出して冬の山をさまよっている熊もいるのです。

また、春だと勘違いして目覚める熊もおり、昆虫や他の冬眠する生き物と比べると熊の冬眠は非常に浅いものになります。以上の事から熊はある意味では冬眠しない動物とも言えますね。

 

しかし、実際に冬眠しないパターンなどもあるようですので、そちらの方もご紹介していきたいと思います。

熊が冬眠しないパターンとその理由は?

熊が冬眠しないパターンとその理由としてはいくつか例があります。

十分な栄養が取れず、太れなかった場合

一つは熊に取って冬眠するほどに十分な栄養が満たされなかった場合。

この場合は熊は冬眠するにあたって必要な栄養が取れなくて、身体の中に冬を乗り切るための必要な皮下脂肪を形成できないパターンがあります。

熊も千差万別色々あるので、冬眠に当たっての必要な準備が整っている熊と、冬眠したいけど十分な餌を食べられずに準備が間に合わなかった熊と色々あります。

この場合は、熊は冬眠しないことがあります。

また、熊は冬眠しないことで冬の間も餌を探し回っていることもあります。その場合は冬の雪山で熊と遭遇する可能性が高くなりますので、冬だからといって油断しがちですが十分な注意が必要です。

また、冬の季節にガチで冬眠しない熊もいますので、そういった熊が住んでいる地域の山に登る際は熊への対策を怠っているといざという時に大やけどを負います。

ガチで冬眠しない場合

もう一つは、熊がガチで冬眠しない場合になります。

前述しましたが、熊の種類によっては冬眠しない熊がいます。毎年のように冬眠を行う熊もいれば全く冬眠せずに、一年中同じサイクルで活動する熊もいるのです。

その場合は、冬とはいえ出会ってしまうと非常に危険ですので、どういった種類の熊が冬眠しないかを把握しておく必要があります。

気候が比較的温暖な場所に生息している場合

これも熊が冬眠しない理由の一つになります。そもそも冬眠を行う理由としては冬季の気候や温度の変動によって活動が著しく制限されると本能的に判断して、身体の機能を最小限に抑えて冬を乗り切るという目的の元に行われています。

この場合、そもそも冬でも温度が下がらず、気候も比較的安定している南日本などに生息している熊は冬の気候や温度次第では冬眠を行わないパターンもあるそうです。

また、近年温暖化の影響もあり外気温の平均値も上がっていることから、熊も冬眠する必要がないと判断した場合は冬眠を行わないようですね。

動物園で飼育されている場合なども冬眠しない

野生の熊と違って人間の手で飼いならされている熊は冬眠しないのが

ほとんどです。なぜ冬眠しないのかというと、する必要がないから。

人間によっていつでも潤沢な餌が供給されるので、熊自体も何もしなくても生きられるのが最大の理由でしょう。

本来熊は、自らの生存行動として餌が少ない冬を生き延びるために冬ごもりと称して冬眠を行います。

しかし、動物園の中では冬眠をする必要性が全くありません(^^;)

なので、動物園の熊は冬眠しないのです。

 

ですが、近年東京の上野動物園で熊をあえて冬眠させて、その生態を診てもらおうという試みもなされています。実際のところ冬眠中の熊を見たことがある人はほとんどいないので、冬眠中の熊はなかなか見ごたえがあるでしょう(^^♪

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冬眠しない熊の種類とは?

冬眠しない熊の種類としては、熊自体の種類はさほど多くはありませんが、日本に生息している熊としてはツキノワグマとヒグマになりますね。

この場合、冬眠しない熊としてはヒグマが冬眠を行わない熊として知られています。

冬眠しない熊としてヒグマが有力か?

ツキノワグマは冬眠するけどヒグマは冬眠しない。

度々言われていますが、冬眠しない熊としてはヒグマが有力候補です。実際ヒグマは冬でも平然と活動を行っています。餌が少ない環境下でもヒグマはたくましく生きているわけですが、ヒグマが冬眠しないことに当たってはいくつか理由があります。

そもそもヒグマは入れる穴がない

ヒグマはツキノワグマと比べると倍以上の体格を誇る大型の肉食動物です。その大きさや体重は人間をはるかに凌駕します。実際にヒグマを見てみると分かりますが、その大きさは我々の想像以上に巨体です。

熊は基本的に冬ごもりをする際は巣穴を掘って、自らの居場所を構築していきますが、冬眠するにあたって無駄なエネルギーを使いたくない熊は他の動物が作った巣穴を乗っ取ったり、再利用したりします。

冬眠するにあたって大量の皮下脂肪を消費してしまうので、熊としても使うエネルギーは最小限に抑えたいのが本音ですね。

また、全ての熊が真面目に穴を掘ってねぐらを作るわけでもないようです。

ヒグマの場合は体格がツキノワグマの倍以上もあるので、当然ながら普通の穴ではヒグマではサイズオーバーになってしまい入ることができません。

以上のことなどからヒグマは入る穴がないために冬眠を行わない熊とも言われています。

近年、ヒグマの事情も変わってきている

昨今の地球温暖化などの影響もあり、ヒグマを含めた野生動物の事情も幾ばくか変わってきています。

その最たるものがヒグマの冬眠事情についてですね。

実は昔はヒグマも普通にツキノワグマと同様に冬眠を行っていたというのです。

ヒグマは今でこそ冬眠しない熊と言われていますが、そう言われ手始めたのはごく最近の事であり、熊も環境の変化をその身で感じて、より臨機応変な対応を取るようになっています。

ヒグマもヒグマで冬眠しない形で自分たちが生き残れるように臨機応変に考えて行動しているのですね(^^;)

熊で冬眠しない種類はこう呼ばれている

熊で冬眠しないヒグマを近年では

穴持たず

と呼んでいます。

これは冬眠する穴を見つけられないヒグマを笑ったものではなく、むしろ逆の意味を持っています。

ヒグマ 冬眠中じゃないの!? 住宅地に相次ぎ足跡 根室 (01/29 09:09) 

【根室】根室市桂木の住宅地で今月に入り、同じ個体とみられるヒグマの足跡が相次いで見つかり、同市は銃で駆除することを決めた。ヒグマは通常なら冬眠の時期だが、専門家は「冬でも餌となるエゾシカがいるため、冬眠しなかった可能性がある」と話している。 

 市によると、足跡は今月5日、7日、21日、民家の敷地内などで見つかった。市や根室署は周辺のパトロールを続けてきたが、ヒグマは発見できていない。移動ルートを特定できなければ、わなを使うことができないため、北海道猟友会根室支部に協力を要請した。 

 同支部は足跡が発見しやすくなる降雪の直後に周辺を捜索し、見つけ次第、駆除する方針。住宅地での銃の使用は禁止だが、民家から離れた林の中では問題ないという。 

 ヒグマに詳しい北大大学院獣医学研究科の坪田敏男教授は「きちんとした調査はないが、近年、冬眠しないヒグマの話をよく聞くようになった」と話している。

最近のヒグマは冬でも冬眠しないので、昔のような冬と違って、冬でもヒグマなどに遭遇する可能性が高まっているので「穴持たず」のあだ名はヒグマに対する恐怖心と警戒心の現れといってもいいでしょう。

 

まとめ

【熊は冬眠しない?理由や種類による違い、餌と気温や季節の条件も解説】

の記事の内容としては以上になります。

 

冬眠を行わなくなった種類の熊としては

ヒグマが最近ではそうなってきているようです。

 

また、熊が冬眠しない理由として、餌や気温、季節の条件などをまとめると

 

熊は完全に休眠状態になることはないので実質完全な冬眠を行わない

熊は周囲の環境次第では途中で目覚めてしまう

満足な餌が食べられなかった場合は冬眠を行わなくなる

比較的温暖な気温や季節では場合によっては、冬眠しないパターンもある

動物園の熊は基本的に冬眠しない

 

など以上になります。

熊は基本的に全て冬眠すると思っていたので、一部冬眠しない熊もいるということに正直驚きを隠せませんね。また、日本で冬眠しない熊はあの最強最悪の熊の一つであるヒグマなので、北海道では冬の登山といえど最低限の熊対策をして登ることは必須でしょう。

 

では、以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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