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アワビについては誰もが知っている海産物だと思いますが、トコブシという海産物はご存知でしょうか。

トコブシという名前の海産物はアワビに比べると知名度も低く、実際に素潜りなどを行うまではトコブシという名前すら知らない人も多かったのではないでしょうか。

実際のところ私も素潜りを始めたころはトコブシもアワビだと勘違いしていた時がありました。

トコブシはトコブシでアワビに負けず劣らずの海産物ですが、世間の知名度としてはアワビと一緒になっているんですね。

しかし、トコブシとアワビですが、しっかりと見分け方などの違いはあります。

本記事の内容としては

 

トコブシとアワビについて

トコブシとアワビの見分け方とそれぞれの味の違いなどについて

 

以上の点を主に解説していきたいと思います。

では、まず最初はトコブシとアワビについて解説していきたいと思います。

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トコブシやアワビとは?

外見が酷似しているトコブシとアワビ、この二つの貝はどういった関係なのでしょうか。

ちなみにトコブシは、生物学上は軟体動物門腹足綱ミミガイ科の藻食性の巻貝の一種とされています。

対するアワビは、生物学上は軟体動物門腹足綱ミミガイ科の藻食性の巻貝の総称とされています。

 

以上の事から結局のところトコブシもアワビも厳密にはそれほど違いはありませんし、むしろ上記の内容を見ると全く同じようにも見えますね。

厳密に言うとトコブシとアワビには生物学上は違いはありません。唯一の違いがあるとすれば名前などの呼び方が違いますが(^^;)

これはいったいどういうことなのか?と疑問に思った方もおられるかもしれません。

トコブシとアワビを明確に分ける線引としては貝殻の形状が少々異なりますが、それについては後ほど後述しますね。その前にトコブシとアワビの二つの貝の生息場所について言及していきたいと思います。

トコブシとアワビの生息場所は?

トコブシとアワビの海中での生息場所ですが、両方とも藻食性の巻貝という位置づけですので、生息場所に大きな違いはありません。

トコブシもアワビも海藻を主食とする巻貝ですので、海中で生息する場所は必然的にワカメや昆布などの豊富な海藻類が繁茂する場所となります。

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トコブシとアワビの違い、貝殻の形状や見分け方は?

トコブシとアワビの違いとしては生物学上はほとんど同じ生物であり、実際見た目などの外見も酷似しているので傍目から見ればどこが違うの?

と思うかもしれません。

実は、トコブシとアワビの違いとしては貝殻の形状にあります。

トコブシとアワビの貝殻の材質は基本的に同じものですが、トコブシとアワビの明確な違いとして貝殻に空いている孔の数にあります。

 

トコブシとアワビのそれぞれの貝殻には殻の上部に複数の孔が並列して開けてあります。

以下の画像を見ていただけるとその違いがありありと分かります。

左がアワビで右がトコブシになります。

両方の貝殻の違いについてですが、

アワビの貝殻の孔の数は5~7個。トコブシ貝殻の孔の数は9個ほどになります。

 

この貝殻にあけられている孔の数でトコブシとアワビを見分けることができます。

このポイントさえ分かっていれば誰でも簡単にトコブシとアワビの違いを見分けることができますね。しかし、トコブシとアワビを見分けるポイントはこれ以外にはほとんどありません。

あったとしても非常にわかりにくいのです。

貝殻から外して、中身の貝柱だけを皿に並べてしまうと、どちらがトコブシでどちらがアワビなのか区別が全くつかなくなります(^^;)

常日頃からトコブシとアワビを食べ比べている人や美食家などの食通の人間であれば、その微妙な違いを区別することは可能かもしれませんが、1年の中で滅多にアワビやトコブシなどを食べることがない人間からすれば、その違いなど分かるはずもありません。

ですので、アワビやトコブシを捕った場合は、貝柱を取り出す前に貝殻の孔の部分を確認して、目の前の貝トコブシなのかアワビなのか区別するようにしてくださいね。

トコブシとアワビの味の違いは?

トコブシとアワビの味の違いについてですが、トコブシもアワビも味の違いについてはそれほど大きな差はありません。

トコブシも肉は非常に美味とされていますが、アワビなどは刺身以外にもステーキなど幅広い用途に活用されており、中国では干しアワビなどは重宝されていますので、アワビの価格の方がトコブシよりもはるかに高いのが現状です。

トコブシもアワビも厳密には同じ貝類ですので、その用途の違いなど大きな差は生まれないと思いますが、現状ではトコブシよりもアワビの方が遥かに高値を付けられており、取引されているのが現状です。

あえてトコブシとアワビの違いを分けるとすればトコブシの方がアワビに比べて肉が柔らかいのが特徴です。

一般的に観光地でトコブシとアワビを食べ比べても、日頃から両方を食べていたり、繊細な味の違いが分かる食通でなければ両者の味の違いはなかなか判別しにくいと言われています。

実際のところ、アワビの方が高級だと叫ばれていますが、それだけトコブシとアワビに明確な違いがないのが事実のようです。

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まとめ

【トコブシとアワビの違いは?貝殻の形状と生息場所や簡単な見分け方も】

の内容としては以上になります。

如何だったでしょうか。

トコブシとアワビを区別する明確な違いとしては

 

トコブシの貝殻の孔の数がおおよそ9個ほど

アワビの貝殻は孔の数が5~7個

となります。

二つの外観上の見分け方は以上の貝殻の孔の数を参考にしてくださいね。

 

また、トコブシは近年数が減って生きている影響で価格が上がっていますが、アワビ程高価でもないので、アワビを購入する際に騙されてトコブシを掴まされている事例が後を絶ちませんので、購入する際は上記の見分け方のポイントなどを必ず比較してから購入するようにしてください。

では、以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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