豊臣秀吉の指の数は６本？多指症の理由や歴史上の文献や史実を解説

豊臣秀吉という人物は日本中では今や知らない人はいないと言われるほどの大人物ですね。

 

ある意味では日本史の一時代を気づいた代表核とも呼べる豊臣秀吉ですが、彼には日本史上では語られていないある身体的要素がありました。

 

一般的な日本史では語られてはいませんが、彼は実は多指症だったという事実があります。

 

多指症とはその名の通り遺伝子上の疾患で本来なら5本の指のはずが指の数がそれ以上になってしまう奇形になります。

 

現代なら多指症は手術によって治療できると思いますが、当時は戦国時代だったので医療技術など無いに等しい時代で、そのままにしておくしかなかったのでしょう。

織田信長に若いころから付き従い、彼の死後その遺志を継ぎ、徳川家康をはじめとする全ての戦国武将を従えた豊臣秀吉にもどうしようもない問題があったんですね。

 

本記事のないようとしては豊臣秀吉の多指症をはじめとする内容や、多指症についての歴史上の文献や史実から彼が多指症出会った事実を検証していきたいと思います。

 

では、先ずは豊臣秀吉の多指症の内容から解説していきたいと思います。

豊臣秀吉の多指症の理由

豊臣秀吉は多指症であったという見方が強まっています。多指症は遺伝子上の疾患である奇形の一つですが、豊臣秀吉もこの例にもれず何らかの疾患によって多指症になってしまったものと思われます。

 

また、多指症は日本ではそれほど珍しくない病気です。現代社会ではなんと1000人に1人の割合で多指症を発症しているという事例まであるくらいです。

 

医療技術が安土桃山時代とは比較にならないくらいに発展している現代社会では多指症だと判明した場合は、幼いころに手術によって切除してしまいますので、現代ではそれほど目立たないのです。

 

大人になっても多指症をそのままにしておくことは現代では考えられませんが、豊臣秀吉が生きた安土桃山時代では当然ながらまともな医療技術などは有りませんでした。

 

その時代の権力者の子供ならいざ知らず、豊臣秀吉の生まれは貧しい農民の出身なので多指症だと分かっていても手の打ちようがなかったのでしょうね。

豊臣秀吉の指の数は6本あった！？

豊臣秀吉の指は「6本」という多指症ではないかという見方が強くなっています。

しかも、ただの多指症ではありません。

なんと親指が二本もあったと言われています。

親指が二本ある姿を想像すると異様な光景のように見えますね。6本指がある時点で奇怪な目で見られることは想像に難くありませんが、現代社会でも同じような目で見られることは分かっているので豊臣秀吉の生きた時代でも似たようなものだったのでしょう。

 

昔から多指症は存在しており、その多くは子供のころなどに切除してしまったようですが、豊臣秀吉の例にもれずその時代の時の権力者たちの間では多指症は大して珍しくなかったようです。

現代から過去の歴史に名を残していた登場人物の中にも多指症持ちだった偉人は数多くいたようです。

豊臣秀吉の多指症の歴史上の文献や史実はどうなってる？

豊臣秀吉が多指症だった事実などは、歴史上の文献や史実からも明確に記されています。

日本の文献の一つである「国祖遺言」や

ヨーロッパから日本へと渡ってキリスト教を広めるために織田信長の信任を受けた

イエズス会の宣教師であるルイス・フロイスによって布教活動をまとめた内容である西洋版の「日本史」によって豊臣秀吉は多指症であったという事実が記されています。

前田利家の国祖遺言に明確に記されている

日本の歴史の文献である国祖遺言には「太閤様ノ右之手親由飛一つ多六御座候」という記述が明確に記されていいます。

この太閤様ノ右之手親由飛一つ多六御座候の意味は、

「太閤（秀吉）様の右手の親指は一本多く、6本であった」という意味になります。

この国祖遺言という文献は当時豊臣秀吉の側近の一人であった前田利家が作成して文献です。前田利家の国祖遺言は当時の家臣に命じて前田利家の功績を称賛する目的で作成されたとも言われています。

ルイス・フロイスの作成した「日本史」にも記されている

前述しましたが、イエズス会の宣教師であるルイス・フロイスが自身の布教活動の内容をまとめた文献である西洋版日本史によって豊臣秀吉が6本指の多指症であったという事実が記されています。

またこの、フロイスが作成した日本史は戦国時代を客観的に見て記されたものであり、文献としての価値も非常に高く高評価を受けていることから信ぴょう性についても疑う余地はないと言われていますので

豊臣秀吉が多指症ということはほぼ間違いないものと思われます。

おわりに

【豊臣秀吉の指の数は６本？多指症の理由や歴史上の文献や史実を解説】

の内容としては以上になります。

 

如何だったでしょうか。

豊臣秀吉が多指症だったという事実は日本で学ぶ日本史の中では全く触れられていませんでしたが、海外などでは意外と有名なようです。

前田利家の作成した国祖遺言の内容は一部疑わしいとの声も上がっていますが、

ルイス・フロイスが客観的に戦国時代を見て記した文献である「日本史」については前田利家とは違った視点で作られていますから、信ぴょう性の面でも高く、それなりに高評価を受けているようです。

また、何の根拠もありませんが

豊臣秀吉に関わらず歴史上に名を遺す人物の中には多指症を持っていた人の割合が多かったと言われていることからも

多指症を持って生まれてくるということは何かの天や神からの啓示のようにも考えられますね(^^♪

 

では、以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。