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ひな祭りというのは誰でも知っている行事ですが、ひな祭りの由来は何なのでしょう。

保育園でもひな祭り関連のイベントは多いと思いますが、子供に「ひな祭りってなんで、人形を飾るの?」「ひな祭りにはどんな意味があるの?」などと聞かれた場合、答えることはできますか?

本記事ではひな祭りの由来や細かい説明、子供に伝えるポイントを、例文を交えて紹介します。

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ひな祭りの由来とは?

そもそもひな祭りとは、どういった行事でしょうか?

一般的に知られているのは、女の子の成長を願う伝統行事です。

ひな人形を飾ったり、ひなあられやひし餅、ちらしずしやハマグリのお吸い物を食べる習慣もありますね。

 

でももともとひな祭りとは、ひな人形を川に流す行事だったのです。

ひな人形を川に流す理由は、2つあります。

1つ目は、上巳(じょうし)の節句といって、草などで作ったひとがたで自分の体を撫でて、けがれをなくし、そのひとがたを川に流すという風習によるものです。

これは、厄払いや邪気払いのための風習で、三月上旬の巳の日に行っていたようです。

2つ目の理由は、女の子たちの間で流行っていた紙人形遊び「ひいな遊び」の延長で、「流しびな」ができたからです。

ひいな遊びとは、今のおままごとのようなもので、その人形を川に流すことも遊びの一つだったのですね。

そして江戸時代になると、人形作りの技術が向上したので、ひな人形を川には流さなくなり、家で飾るようになりました。

長い年月をかけて、上巳の節句のひとがた=人形と、ひいな遊びの「ひいな」が重なり、今のひな祭りとなりました。

 

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ひな祭りの由来を保育園で説明するにはどうする?

ひな祭りの由来は、なかなか複雑であり、説明が難しいですよね。

そこで保育園で説明する場合は、ひな祭りに関しては「お人形遊びがもとになって、今のひな祭りが生まれた」という感じで、とっても手短かに説明するといいかもしれません。

あとは、「川にひな人形を流していた時代もあったけど、だんだんに人形を上手に作れるようになったから、川に流さずに、家にきれいに飾るようになった」と付け加えると、さらにいいでしょう。

ひな祭りの由来を子供向けに簡単に伝えるには?ポイントを解説

ひな祭りの由来は子供にとってはややこしいところもあるので、子供に向けて話すなら、縁起物の食べ物のことを伝えるのもアリかもしれません。

子供は大人以上に食べ物に対しての関心が強く、同時に育ち盛りなこともあって食いしん坊です。

とりわけ、ひな祭りで食べる縁起物の食べ物を主体にした話になると目を輝かせるでしょう(*’ω’*)

ここではそのポイントを解説しましょう。

まずはひし餅。写真の中央に座しているダイヤ状のひし形の形をしているモチモチとした外観のお菓子がひし餅になります。ひし餅は上からピンク・白・緑の三色になっていますよね。

その色にはそれぞれ意味があるのです。

ピンクは「魔除け」「桃の花」。白は「清浄」「純潔」。緑は「健康」。

そして「白い雪の下に緑の芽が芽吹いて、雪の上にはピンクの桃の花が咲いている」という春の様子を表現しています。

 

またひし形になったことにも、いくつかの理由があります。

心臓をかたどったものだからという理由

大地をあらわしているからという理由

繁殖力が高い蕎の実がもとになっているからという理由

いろいろな理由があるので、ひし餅の話だけでも、話題が広がりますよね。

ひし餅なら子供も好きでしょうから、そういったエピソードを話すと、子供も楽しめると思います。

ひな祭りの由来を保育園児や子供に簡単に伝える例文を紹介

ひな祭りの由来について保育園児や子供に伝える際、どのように言えばいいか、ちょっと考えてみましょう。

「昔3月のはじめのころに、体についた悪い運気をお祓いするために、ひとがたの草で体をふきました。その草を川に流して、厄払いをしていたのです。だんだんに、ひとがたの草がお人形さんみたいになってきて、ひな祭りができあがりました」

「昔の女の子たちも、みんなと同じように、お人形さんで遊んでいました。そのお人形さんを流すイベントがあったのだけど、お人形さんがすっごくかわいくなったから、大事に飾ることにしたのです」

 

また、ひな祭りのときに食べるお菓子の由来について、話すのもオススメです。

「ひし餅っていうのは、この色で春を表しています。白い部分が雪で、雪の下には、まだ目には見えない新しい芽が芽生えているので、下の部分は緑になっています。そして雪の上には桜の花が咲き誇っているから、上はピンクなんですよ」

「ひなあられの色にも、また意味があります。ピンクは命で、緑はやはり芽、白は雪をあらわしています。春は木々の命が芽生える季節。自然界のエネルギーをひなあられからもらうことができるのですよ」

こんなふうに、お菓子の話題でも、十分にひな祭りが春のイベントであることを、子供たちに伝えることができます。

女の子の健やかな成長を祝うための行事だから、桜や木の芽などのパワーをお菓子に込めたということも、ニュアンスで伝わると思います。

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まとめ

ひな祭りそのものはみんな知っていることですが、由来となると知らない話が多いですよね。

しかも子供に質問されても、ひな祭りの由来を解説することはすっごく難しいです。

そんなときはひな人形を愛でながら、ひなあられやひし餅を子供と一緒に食べて、ひな祭りに関する話をゆっくりていねいにしてあげるといいでしょう。

特に女の子にとっては、特別な一日になる3月3日を、大人がステキに演出してあげたいものですね。

 

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